白井・垣崎ペアら2組が出場 ラストゲームを笑顔で終える/関東学生選抜インドア大会

2014.12.21
 横浜国際プールで関東学生選抜インドア大会が行われた。関東学生トップクラスの選手が集まる今大会、明大からは2組が出場。白井拓巳(営4=尽誠学園)・垣崎政範(法1=尽誠学園)ペアは力を見せつけ初戦勝利するも、2回戦敗退。寺下洸平(農3=小松市立)・伊藤健人(商2=東北)ペアは1回戦敗退という結果に終わった。

 ラストゲームを笑顔で締めた。初戦を勝ち抜き2回戦に挑んだ白井・垣崎ペアは、格上相手に1ゲーム目を先取するも、続く3ゲームを連続で奪われ苦しい展開となる。しかし「強い相手にも簡単に負けないテニスを明大で身につけることができた」と話した白井の強打と垣崎のボレーのコンビプレーで3─3とし、意地の追い上げをみせた。最後にはミスが生まれ3─5で2回戦敗退に終わったが、明大最後の試合を終えた白井は「良い試合ができて、4年間やってきて良かったと思えた」と清々しい表情を見せた。また今季、白井とペアを組んできた垣崎も「1年間、辛い時期もあったが白井さんとの最後の試合を楽しくできて良かった」と笑顔を見せた。

 1回戦で敗れた寺下・伊藤ペアは「ファーストサーブが良かった」(伊藤)とスライスサーブで相手を揺さぶると、寺下の強打やカットも混ぜた攻撃で格上相手に善戦する。しかしミスを誘われ2─5で敗北。粘られた展開でのプレーに課題が残った。

 23日からは合宿も始まり、新しいチームとして再出発する。新主将の寺下は「最終的な目標であるインカレに向けてここからどれだけ伸ばせるかがカギ」と集大成となるインカレ団体戦に照準を合わせ、飛躍を誓った。

[川合茉実]

試合後のコメント
白井

「最後の試合ということでしたが、良い試合ができて、4年間やってきて良かったと思えました。(明大では)とても色々なことを経験させてもらいました。印象に残っているのは1年目のときにインカレ個人で8本に入って、天皇杯の一番大きな大会に出たことです。強い相手にも簡単に負けないテニスを身につけることができました。高校生のままだったら、流れというか勢いでしか勝ったことがなかったですけど、自分の調子悪い中でもペアと相談しながら大人みたいなテニスができたのかなと思います。(成長できたのは)自分たちで考えて練習から試合に向けてそういったことが力になったと思います。チームメイトとも試合などみんなで言い合ったりして。今日は楽しかったです。いつもはキャプテンとして、勝たなきゃいけないっていう重圧があったんですけど、この大会は勝ちたいといえば勝ちたかったですけど、楽しんでやろうと。最後なので自分のできることをやろうという感じで入りました」

垣崎
「今日は楽しかったです。白井さんとの最後の試合ということもあって、楽しくできたのではないかなと思います。1年間組んできて、たくさんのことを経験できました。4年生であり、主将で、結果も残している人と組むということでプレッシャーの中での試合ばかりでした。時には本気で怒られたりしたして辛い時期もありました。最後まで結果が残せなかったことは悔いが残りますが、白井さんと最後に楽しんで試合することができて良かったです。この1年間を糧にまた一から始めたいと思います」