(3)江頭賢太郎

2014.12.20
(3)江頭賢太郎
[号砲まで、あと14日!]

第3回は江頭賢太郎(商2=浜松日体)。上尾ハーフや1万m記録会でも自己ベストを更新し勢いのあるランナーだ。

初エントリー
 箱根路を目指す。「駅伝が強いチームに行きたい」と


 

思い、明大を選んだ。高校時代と練習量は大きくは変わらないが、質の高い練習を黄金世代と呼ばれる4年生らの背中を見ながら積み重ねた。1年次は目立った成績はないものの、努力のかいあって今年は三大駅伝の一つ、出雲駅伝のエントリー選手に初めて選出された。全日本学生駅伝のエントリー選手からは外れたが、11月に行われた上尾シティマラソンでは、チーム内2位の好走。西弘美駅伝監督も「これから上位に入ってこなければいけない選手」と期待を寄せる。また続く1万m記録挑戦会でも自己ベストを更新する好調な走りを見せた。確実にチャンスをものにし、西駅伝監督から「合格」の評価をもらうと箱根駅伝メンバーの座をつかみ取った。

チームのために
 自身の課題を最後のペースアップだとする江頭賢。富津合宿では最後にペースダウンしないように意識し、「納得のいく練習ができた」と自信をのぞかせる。個人の目標よりもチームの優勝を望む江頭。「チームのいい流れを途切れさせないような走りをしたい」。初の箱根で悲願の優勝に貢献する。

[辻成美]

箱根への意気込み
(現在の調子は)故障もないし体調も悪くないので、このままの調子でいけば万全の体調で臨めると思います。(富津合宿での成果は)距離走は余裕をもって走ることができたし、5キロ3本の練習は最後の1本でペースアップできました。自分の課題は最後のペースアップだと思うので、そういう意味で自分の課題を改善できるような練習をできたと思います。(箱根が近づいてきているが気持ちとしては)箱根駅伝は最大の目標である大会で、ここをモチベーションに1年をやってきているので気持ちは高まっています。箱根では優勝に貢献できる走りをしたいです。個人というよりはチームのいい流れを途切れさせないような走りをしたい。チームとしての目標は優勝で、個人としては具体的に何位とかはないですけど、負けちゃいけない相手に負けないということです。

◆江頭賢太郎 (えがしら・けんたろう) 商2 浜松日体高出 29分36秒84(1万m)

掲載が予定日より遅れてしまい申し訳ありませんでした。次回は今季赤丸急上昇の籔下響大(営2=須磨学園)を特集します。アップは本日、12日20日(土)です。お楽しみに!