(49th Period)関東大学リーグ戦優勝コメント集

 今季の関東大学リーグ戦を8年ぶりに制した明大。チームはすでに、年明けの1月6日に開幕する三冠獲得を懸けたインカレに向けて動き始めている。藤井監督をはじめ、選手たちの優勝直後のコメントを振り返る。

藤井匡智監督
「非常に厳しい1週間でしたが、選手も成長してくれましたし、長いリーグ戦の最後で良い試合が出来たことが良かったです。集大成の試合に出来たと思います。前日の夜くらいにようやく吹っ切れることが出来て、そういう意味ではよく選手が気持ちをつくってくれたと思います。(監督として初のリーグ制覇には)長かったですね。リーグ戦はコンディションを維持するのが非常に難しくて。ただ、力尽きることなく、選手がよくやってくれたと思います。(三冠に王手ですが)今日の段階ではまだまだですが、インカレはリーグと違う戦いになるので。昨年、決勝で敗れた悔しさもあると思いますし。選手もそのつもりだと思いますし、もちろん優勝を狙います。(手応えは)今、自信がないと言うわけにもいかないですし。自信を持って臨みたいと思います」

DF梶原聡人主将(政経4=北海道清水)
「本当にあきらめずにここまでやってきて良かったと思います。本当にうれしいの一言です。自信というか、強い気持ちをみんなが持っていて、最初に点数を入れることができたし、追い付かれても焦ったりすることはなかった。そこから気持ちが一つになれたので、点数を入れることができました。今日は明治らしいホッケーが最初から最後までできて良かったと思います。前の中央戦と同じような展開にもなって、一点差で相手が6人攻撃を掛けてきたところで、みんな声を掛け合って、チームが一つになりました。最後、あの時の気持ちは強かったと思いますね。(最終戦を臨むにあたって)自分自身不安もあったんですけど、みんなには強い気持ちを持ってやっていこうと昨日の夜から言っていて、気合いは十分入っていたので、それが結果につながって良かったです。(優勝できた大きな要因は)チームの団結力。普段からの仲の良さというか。やはり今までの明治にない団結力があると思うので、私生活からの仲の良さというのがこの優勝につながったと思います。最高です。(二冠達成について)一年のときから二冠はしたことがなくて、三冠を取るビックチャンスになったので、ここで満足して終わることなくまたもっと強い明治をインカレまでに仕上げていきたいと思います。(インカレまで)今まで通り大きく変えることはなく、チームみんなで楽しむ時は楽しんで、練習するときはして、試合が近づいたら気合いを入れて全員で標準を合わせるというふうに、みんなで仲良くやっていって、今までの明治よりもさらに強い明治にしたいと思っています。(三冠に向けて)三冠した年のキャプテンと想像すると、本当にうれしいし、ちょっとにやにやしてしまいますが、本当にできるように、もうあと一歩、一大会なので、全力尽くしてチームに気を配って強い明治で絶対三冠を取りたいと思います」

GK佐藤永和(文4=軽井沢)
「長い秋リーグでプレッシャーを感じながらプレーしていて、きつかったのでほっとしています。勝ててほっとして、リーグが終わってほっとしています。接戦で大事な試合も続いていたので。自分のプレーがチームを左右するかもしれないという気持ちで、責任を感じながらプレーしていました。今日はポストに助けられた部分もありましたが、今日に関しては自分を褒めてもいいかもしれないですね。(三冠に向けて)みんながチームのために自分を削って戦うというような、今までの明治にはなかったチーム力が今年のチームにはあると思います。このチームだったら絶対に三冠を獲れると思いますし、もうやるしかないです」

FW大津晃介(法3=日光明峰)
「最高ですし、これでようやく明治も強いと言われるチームになれたと思います。(今日の試合は)絶対に勝たなきゃいけないですし、勝つのは明治だけだし、それ以外なにも考えていなかったです。欲を言えば点数を決めたいとずっと思っていて、決められなかったですが、全然この秋リーグに思い残すことはなくて、本当にうれしい限りです。秋リーグは春、夏含めてすべてがしっかり経験につながっていて、そこからつながっての優勝だと思うので何も必要のない試合はなかったし、その積み重ねが今日この喜びにつながったと思います。(試合を振り返って)序盤は攻められたり、相手に押される部分もあったんですけど、絶対勝つと思っていましたし、その気持ちが全面に出た結果がこうなったので、本当にうれしいし、何とも言えないですね本当に。うれしいです。大学入ってから二冠を達成したのが初めてで、すごく熱い気持ちで臨んだので、これで目標を消失しないように、次の目標は三冠。ここ最近三冠を取っているチームはどこもないので、絶対果たしてやろうと。今その決意表明というか、絶対三冠を取りたい気持ちですね。(インカレまで)今のチームでも要所要所悪いところは出てくるので、その悪いところが流れだったり時間帯でのホッケーができないところだと思うので、そういうところを踏まえてチームに徹するプレーだったり、チームが一丸となれればどんなプレーもチームに徹するプレーになると思うので、個人個人レベルアップしながら、チームに徹するプレーができればいいなと思っています。(三冠に向けて)相手はどこであろうと勝つのは明治ですし、ものにするのは明治なので。明治に来て良かったと思える一年間に、まずは今年一年をしたいです。あとは個人として一、二年のときに得点王を取っていて、そのタイトルを取ることはすべてチームのためにつながると思っているので、三年連続得点王になることと、一戦一戦落とさないようにしっかり試合をして、絶対優勝したいと思います」

FW北島幹久(文3=武修館)
「優勝できて良かったというのが一番ですが、秋リーグが始まる前に決めていた4年生を一回でも多く笑顔で終わらせることができて良かったです。(今日の試合は)負けるとか、引き分けとか、そういう気持ちはなくて、初めから勝つということしかなかったし、4年生と東京でできる試合が最後だと思うとさみしくなって。先週のほうが気合いは入っていたんですけど、今日の試合は気合いを入れすぎずいい雰囲気で臨めたかなと思います。先制できて流れもいい中で同点にされたけど、同点で終わったら優勝できる可能性はなくなるからこのままじゃ終われないし、何がなんでも点数を取ってやるぞという気持ちでしたね。常に、どんな展開になっても。(二冠達成は)今の4年生を一緒に生活してきて3年目なんですけど、1年目の恩返しを春の大会でできて、2年目の恩返しをこの秋でできて、3年目の恩返しをどこでするのかといったらインカレしかない。大学ってうまくできているなと。ちゃんと気持ちを返すことができるというか。次インカレも取って、3年分の恩返しができたらいいと思います。(インカレまで)一カ月を短いと考えるか長いと考えるかは人それぞれだと思いますが、残りの一カ月はホッケーの面でも大切にしていきながら、4年生と生活できる時間を大切にしたいと思います。秋リーグは始まる前は長いかなと思ったんですが、始まってしまえばもう終わったんだという感じですね。トータルでいえば短かったと思います。三冠という目標なので絶対三冠取るしかないんですけど、大学のチームとは別に、ようやく地元でやる大会です。両親はいつも東京まで試合を観にくることはできないので、今までのホッケー人生の中で両親に見せられる大会が次のインカレで最後になると思うので、チームで勝って喜ぶというのもあるんですけど、両親に今まで自分がしてきたホッケーを見せられたらいいなと思います。(三冠に向けて)何がなんでも絶対三冠という気持ちですし、インカレ優勝して4年生に3年目の恩返しをして、両親にいい姿を見せられるように、また明日から切り替えて頑張っていきたいと思います」

FW上野俊輔(政経2=北海)
「前節の中大戦で優勝逃して、そして今日優勝を決めることが出来てほっとしています。最高でした。2―1になった時は、中大戦のことはやや意識しました。ですが、1点の重みを知ったことは、逆に今の明治の強みだと思います。この前の試合から3セットがキーになると言われていて、良い形はつくれたと思います。(先制点は)本当に久しぶりのゴールで。チームに勢いを付けられる大きな1点が獲れたと思います。パスはうまくなってきている感覚があって。ただ自分でもゴールは狙いたいですし、得点は欲しかったので。パスに関しても『決めてくれてありがとう』ではなくて『決めて!』というパスを出したいので、そこはこれからだと思います。リーグでは人生で初めて干される経験をしたのですが、プレーや考え方の面で貴重な経験に出来たと思います。インカレで三冠獲って終わりたいですね。また中央とも次がありますし。キャプテンも部屋長なので、中央戦からはすごくつらい思いをしていたと思うので、嬉し泣きをさせたいですね」

FW川村一希(商2=北海道清水)
「8季ぶりに優勝ということで、なかなか出来なかった中で秋リーグを獲れたということは非常に嬉しいですね。(決勝点は)今日の試合は途中で同点になって分からなかったですが、自分が決めてやるという気持ちでプレーをしていたので、決めることが出来て良かったと思います。今のセットに変わってから、FWだと大椋さんと大津さんがすごく引っ張ってくれているので、付いていって良いところで決められたり。チャンスをつくってくれるので、自分もそれに応えるプレーができればいいな、という思いでプレーしていました。ここまできたら三冠、絶対獲りたいですね。秋リーグ獲れたので、自信はあります」

DF松金健太(法2=釧路江南)
「最高ですね。8年ぶりのリーグ優勝ですし、選手が勝ち取ったというところ以上に、明治のOBを含めて全員で勝ち取ったという思いはあります。リーグ戦中では守備が不安定でどうというところはありましたが、今日は粘り強く守れて、最後に集大成らしい試合が出来たと思います。(ベストDF)獲れればいいなとは思ってはいましたが(笑)個人賞は自分を生かしてくれる周りもいて、過去の指導者もいてからこそだと思うので、周りに感謝だと思います。全日本選手権にも出場できますし、小さいころから地元の釧路でずっと見てきたクレインズと戦えることは感慨深いですね。ここにいるぞ、と爪痕を残したいです。(三冠に王手)インカレでは中央とも準決勝で当たりますし、昨年の借りを返すという意味でも、今年はやるしかないですね。秋リーグの後半になって良くなってきたと思いますが、自分たちに自信を持って、最後まで前向きにプレーすることですね。トーナメントといえば明治でしょう。自信はあります」