丹羽、町が惜しくも優勝逃す/全日本学生選抜選手権

2014.12.02
丹羽、町が惜しくも優勝逃す/全日本学生選抜選手権
 全ての大会でタイトルを取ることはできなかった。全日本学生選手権ベスト16以上、留学生選手、学連の推薦選手が出場できる全日本学生選抜選手権に明大からは6人が出場。優勝候補であった丹羽孝希(政経2=青森山田)が準々決勝で姿を消し、町飛鳥(商2=青森山田)も準決勝で敗れた。また学生大会で初めてセルロイドボールからプラスチックボールに変わった大会でもあった。

 最後まで粘り切ることができなかった。町の準決勝の相手はリーグ戦でも明大を苦しめた専大の留学生、王。1ゲーム目を接戦でつかむも2、3ゲームを11-6、11-5と差をつめることなく連取された。それでも4ゲーム目で強烈なフォアハンドが光り、逆に大差を付けてセットカウント2-2と並ぶ。その後もラリー合戦が続くが町は思うように点を取ることができない。波に乗ることができないまま最後の6ゲーム目では11-3と悔しい敗戦になった。吉村(愛工大)との3位決定戦でも「そこまでモチベーションが高くなかった」と今ひとつ気持ちが入らずフルゲームまでもつれ込むも勝利をつかむことはできなかった。

 学生大会にはひと段落が着き年内の残る大会はプロツアーの最終戦のみとなった。今年はグランドスラムを達成し学生の頂点に立った。それだけに今大会で優勝を逃したことは「残念」と田崎俊雄監督。しかしそれぞれが海外でのプロツアーや国内遠征を消化するタイトなスケジュールの中でランク入りを決めたことに「よくやってくれた」(田崎監督)と選手をねぎらった。12月のワールドツアーのグランドファイナルには丹羽と現在ドイツで活動している森薗政崇(政経1=青森山田)が単複ともに、町が男子U21で出場する。「今年海外で頑張ってきたことの集大成になる」(町)と気持ちを切り替えて優勝を目指す。