(7)インカレ出場選手紹介

 重い重い鉄の塊を身一つで持ち上げる。戦う相手は周囲にいる敵ではなく、ただここに存在する自分自身。自らの限界を打ち破るため、近くには仲間がいる。お互いを高め合い、新たな記録を打ち立てる。それが明大ウエイトリフティング部だ。

 11月28日から始まる全日本大学対抗選手権(インカレ)に先駆け、明大ウエイトリフティング部の魅力をお伝えします! 同期同士だからこその素顔が垣間見える学年ごとの座談会、今までの戦いを振り返る写真館、そして今年度新たに入部した3人の女子マネジャーへの密着取材と盛りだくさんの内容でお届けします。どうぞお楽しみに!

第7回はインカレ出場選手紹介です。

・56㎏級
後藤将(政経1=川口)
「調子はだんだん上がっている。インカレは大学の命が懸かっていると言っても過言ではない。新記録やベストに近い記録を取ることが大事だと思う。今だけでなく今後も見越してと、成功率が悪くないから出させていただいたと思う。原先輩から役割をいただいたので、それは確実に取りたい。調子さえ良ければ取れない記録ではない。今まで通りの自分の試技をして、役割を果たした上で新記録を取りたい。明治で一番最初に出るから、みんなの足を引っ張らず、大学というくくりでいいスタートダッシュができればいい」

・62kg級 
原亮太主将(法4=須磨友が丘)
「優勝を狙っているとかは口には出さないようにしている。あんまり買いかぶられたりするのも好きじゃないから。目標の重量は全日本が終わって膝をケガして東日本インカレも棄権して調子が下がったけど、この前の国体はインカレと同じ階級で出て結構できたから、悪くはない。プレッシャーもあるし、個人Vもあるから…と思っていたけど、いつまでも一番上から試合に出るんじゃなくて、やっぱり今回は去年と同じようにもう一度チャレンジャーとして、試合に臨もうかなと思っている。試合に関しては一応節目といえば節目だけど、あまり気負うことなく普段通りの試合ができればいい。最後こそ。せっかく明治に入ったし、監督とかチームメイトも当たり前だけど今別の大学の監督をしている高校の恩師が見ているから、その恩師も含め恩返しが最後にできるように結果を収めて、有終の美を飾れたらなと思う」

永原祐志(法2=熊本西)
「チームの為に貢献したいです。調子はあまり良くないが、調整をしっかりしていきたい。目標点数をしっかり取れるように頑張ります」

・69kg級
佐藤光(政経4=宮城農)
「微妙な位置にいて、1本上げたら点数が変わってくる。1点でも多く取れるように。目標としている点数には今の状態ではまだちょっと厳しい。取れるはずなのに取れていない。見えているのになんで取ってないんだよって感じ。調子がかみ合っていない。記録を見た限り混戦しているのでみんながライバル。試合も最後だし、もしかしたらウエイトを社会人になっても続けるのかわからないので最後かもしれないので、悔いだけは残さないように試合に臨んで、自分の中で100点取れるような満足できるような試合運びをしたい」

小川翔大(政経3=能代工)
「調子は上がっている。このまま本番までいけばという期待はある。自分の目標点数を取るには、成功率も求められる。失敗しないように、なおかつ目標点数以上を狙っていきたい。インカレ出場は初めてで緊張もあるが、自分の仕事をしっかりやっていく」

・85kg級
西岡翔吾(政経3=洲本実)
「減量は初めてだし、調子を大会に合わせられるか不安はある。ベスト記録より上を取ってくれと監督から言われているので、そこは少しプレッシャーも感じる。思い重量に耐えられる体づくりをしていく。与えられた目標点数を取れるようにしたい」

・94kg級
山本琢人(政経2=熊本西)
「インカレの実感はまだないが、あまり考えないようにしている。少なからずプレッシャーはある。出場できるのは嬉しいが、大学に入って大会に出場する機会がなくなって、こんなのでインカレに出場していいかという不安もある。インカレにピークを合わせていければいい。点数は必ず取って、チームの一員としてやるべきことをやっていく」
・105kg級 
畠山桂(政経4=熊代工)
「調子は良くはないけれど、最近と比べると良い方だと思う。股関節と腰をケガしていて全然記録も伸びてなくて練習もできなかった。調子悪かった。ジャークが点数を取れると思うので、それでジャークを今やっている。とりあえずジャークで3か4位には入りたい」

次回はインカレ瓦版です。11月27日(木)アップ予定です。お楽しみに!

[谷澤優佳]