
初戦を突破するも課題が浮き彫り/全日本学生選手権
初戦の難しさが出た。秋季リーグ最終戦で「初戦の入り方を直さないといけない」と東謙佑(法3=法政二)は言っていたが、生かし切れていない部分もあった。今大会は負けの許されないトーナメント戦というプレッシャーから前半は硬さが生まれた。前半7分に秋季リーグの得点源だった「守って速攻」を池田稔(農3=藤代紫水)が決めてペースを握ったかに見えた。しかし「内容が悪い」(松本勇監督)とノーマークシュートのミスが出始め、決められるところで決め切れない展開が続いた場面があった。
後半は主力ではないメンバーを多く起用し得点を多く積み重ねた。特に小島敏也(法4=群馬県立富岡)を中心に攻撃が勢いに乗り19得点。小島が得点を挙げると明大サポーターはより一層沸いた。
2回戦は翌日23日に近大と行われる。「今回の試合の内容では上位と当たったときには勝てない」と松本監督。「一回リセットしてもらってあしたの試合に臨まないといけない」(松本監督)と次戦の復調に期待した。関東地区2位という功績に傷は付けたくない。
[吉田周平]
試合後のコメント
松本監督
「ミスが多い。あしたまでにきちんと立て直さなければいけない。前半の立ち上がりが良くなかった(相手に)合わせるなと言ってもあんまり怖くないからベースがいつもより下がり気味で受け身になっていた。立ち上がりで入れられるようにしないと上と当たった時が大変。実践から離れているがひいき目で見ればこれはトーナメントだから初戦だから多少は硬くなることはある。それにしても内容がひどすぎた。ノーマークシュートを外しているようでは駄目。これは1年間ずっと話していることでインカレへ来てまだ言っているようでは駄目だ。パスでも速いパスとか急なパスとかではなく単純なパスミス、キャッチミスだったり無駄な退場もあったからこういう時にそうしているのは論外。あんまり明日につながらないゲームだった」
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