(8)【瓦版】府立3連覇へ 大貫メイジ最終決戦

2014.11.22
 王者の牙城は崩させない。学生拳法の最終目標である府立(団体インカレ)。今年は3連覇に挑戦する。絶対的エース不在の中、チームの総合力で戦う。大貫洋平主将(文4=東海大相模)を先頭に3連覇を成し遂げ、歴史に名を残す大会にする。

総合力の集大成
 チーム全員で栄冠をつかみ取る。昨年の4年生は大石健作前主将(平26文卒)ただ一人。その絶対的エースが抜けた穴は「かなり大きい」とチームは口をそろえて言う。しかし、今年は「全員に目が行き届く」(大貫)とチームの底上げを円滑にすることができた。さらに、学年ごとの距離を練習以外の親睦で深めることで、先輩に練習中でも気軽に技を習いにいける雰囲気をつくった。信頼厚き4年生を筆頭に集大成を見せる。

経験豊富な戦力
 経験値の差で頂点に立つ。準決勝で対戦が予想されるのは関大と早大だ。関大は明大と同じく主力メンバーが多く残る。新チーム発足時から警戒する最も怖い存在だ。さらに、今年の東日本大学選手権で敗れた早大は言わずと知れた因縁の相手。どちらが相手であろうと準決勝が大きなヤマ場となる。また、決勝は全国選抜でまさかの敗戦を喫した大商大、優勝旗を手にした立命大など関西の強豪校が待ち受ける。それでも、府立制覇の経験という大きな武器を味方に挑む。今年も府立に明大の校歌を響かせてみせる。王者から絶対王者へ。その地位を手にする時は近い。

[関本紗希・西村典大]