(4)4年生インタビュー「連覇のバトンをつなぐ」

2014.11.18
 最上級生が、チームの色を左右する。昨年からは一変して人数の多い4年生が、今年は協力し合って部の運営をしてきた。第4回はプレー面と生活面、両方でチームを支える4年生から、レギュラーの2人にお話を伺った。

<榊原亮・法4=大阪桐蔭>
――拳法を始めた時期ときっかけを教えてください
榊:始めたのは高校からで、きっかけは格闘技が好きだったからです。格闘技が好きで、高校に日本拳法という部活があったから始めました。もしそこにボクシングがあったらボクシングやってたんじゃないですかね(笑)。やってみて初めて面白さが分かったという感じなので、きっかけとしてはそのくらいです。(日本拳法の面白さは)総合格闘技でルールが少ないから、自分のやりたい技ができるところです。投げが得意な人は投げができるし、立ちが得意な人は立ちができるのがいいところだと思います。

――明大の進学理由を教えてください
榊:自分が高校の時は関大が3年連続優勝していて、2位が中央で、3位が明治だったのですが、高校の主将が中央に行ったので、その人を倒して明治で優勝したいと思って決めました。

――今までで一番印象に残っている試合は
榊:自分が2年生の時の府立の決勝です。1回戦、2回戦と動きが良くなかったのですが、最後の最後で4年生の東田さん(中大)を倒せたのが一番うれしかったです。その人には以前負けていたので、どうしても倒したいと思っていました。

――日本拳法以外のスポーツ歴はありますか
榊:幼稚園で2年間サッカーをやって、小学校で5年間野球をやって、中学でバスケ3年と相撲を少しですね。あと小学校から空手だったか少林寺だったか、格闘技を1年くらいやっていました。高校からは拳法だけです。

――同期の栁口さんの紹介をお願いします
榊:柔道上がりで、組み技が強みの選手です。今の4年生で組み技で勝てる人は他にはいないし、すごいなと思っています。一般生でもあそこまで強くなっているというのはスポ薦として尊敬できます。あとは誰に対しても仲良くするし、嫌う人はいないだろうなという感じの選手です。

――府立に向けて一言お願いします
榊:先輩方がつないでくれた連覇のバトンを今度は自分たちが後輩につないでいく番なので、絶対に3連覇してつないであげたいです。優勝します。

◆榊原亮(さかきはら・りょう)法4 大阪桐蔭高出 177cm・75kg

<栁口憲太・商4=長崎西>
――拳法を始めた時期ときっかけを教えてください
栁:時期は大学1年の5月です。きっかけは新歓コンパが楽しかったからで、拳法のことは全く知らずに入りました(笑)。柔道とは違うスポーツをやろうと思っていました。

――日本拳法の魅力はなんですか
栁:どんな勝ち方もできるということと、体格にあわせたスタイルができることです。突き・蹴り・投げという多様な決め技があることも魅力かなと思います。

――今までで一番印象に残っている試合はありますか
栁:今年の選抜(全日本大学選抜選手権)です。以前ケガさせられた相手と当たって、気持ちの面でやる前から負けてしまっていました。ケガしたくないという気持ちが強くて、全然積極的にいけなかったのが本当に悔しかったです。気持ちの面でこうも試合に差がでるのかと痛感した試合でした。自分の負けでチームが負けたという試合も初めてだったので本当にショックでした。

――自身の強みを教えてください
栁:やっぱり組み技ですね。あとは、ある程度安定した力を出せているところだと思います。他の選手と比べてもあまりコンディションに左右されないところが、監督も使いやすいと思ってもらえているのかなと思います。

――オフはどのように過ごしていますか
栁:取りあえず体力を落とさないように毎日走っていました。あとはたまに母校で柔道したりして、なにかしら体は毎日動かすようにしていました。

――同期の榊原選手を紹介してください
栁:気持ちを前面に出した、男らしい拳法をする選手です。推薦ということで1年生の頃から元気良く活躍していましたし、拳でも組みでも取れる選手なのでとても頼りになります。大事な場面でしっかり勝ってくれる選手なので信用していますし、やっぱり強いなと思います。

――府立に向けて一言お願いします
栁:チーム一丸となって、みんなで優勝して3連覇という偉業を達成したいです。

◆栁口憲太(やなぎぐち・けんた)商4 長崎西高出 172cm・83kg