牟田、江頭賢が好走 西監督「合格」/上尾シティマラソン

2014.11.17
牟田、江頭賢が好走 西監督「合格」/上尾シティマラソン
 箱根駅伝のメンバー争いに向け、牟田祐樹(農3=西武学園文理)が好アピールをした。上尾シティハーフマラソンに明大から18人が出場。箱根駅伝出場校の選手も多く出場するレベルの高いレースで、明大勢が入賞することはできなかったが、牟田が自己ベストを更新する1時間03分06秒で、チームトップの成績を残した。

 地元埼玉の声援を受け自己ベストを更新した。調子は決して良くなく、5kmを超えたあたりでも体の重さを感じ先頭集団から離れた。しかし15kmで「ここからが勝負」と気合いを入れ直し前を追う。目標の1時間2分台を出すことはできなかったが、自己ベストを更新する12位でゴールし「箱根では結果を残したい」と笑顔を見せた。

牟田に次ぐチーム2位には江頭賢太郎(商2=浜松日体)が入った。今大会は普段より強度の高い練習を積みレースに挑んだ。「夏の走り込みを離脱することなくこなした」ことを今の好調の要因に挙げた。西弘美駅伝監督が「これから上位に入ってこなければいけない選手」と期待する成長株。今後につながるレースを見せた。

 今大会は「全日本に出たメンバーに加え、誰が乗っかってくるかというテストレース」と西駅伝監督。1時間3分台で走った牟田、江頭賢については「合格」と評価した。だが、出雲駅伝で5区を任されていた籔下響大(営2=須磨学園)は5km付近での転倒が響き、指揮官の期待に応えることはできなかった。八木沢元樹(商4=那須拓陽)ら故障者を抱える今、チーム内での競争も激しさを増している。23日に控える学連記録会も、箱根に向けた選考を懸ける舞台になりそうだ。