実力差見せつけられ日大に完敗/関東学生1部秋季リーグ戦

 意義のある戦いとなった。王者・日大を対戦相手に迎えたこの日。序盤は持ち前のラン攻撃を生かし切れず、さらに終始、日大のパス攻撃に圧倒され37点を奪われた。それでも後半、RB♯26梶山修巧(理工3=佼成学園)が渾身のTD(タッチダウン)ラン。結果は7―37と完敗したものの、最終戦の立大戦につながる試合内容となった。

 猛攻を食い止められなかった。試合開始直後のキックオフで自陣48ヤードまでリターンされると、この攻撃シリーズでFG(フィールドゴール)を決められ、先制点を奪われる。その後も立て続けに日大オフェンスを封じることができず、0―17で前半を終了。続く後半も開始早々にTDを許と、日大の精度の高いパス攻撃に対応し切れず、後半にも20失点。それでも「今回はDBとLBがパスカバーを頑張った」(高橋輝ヘッドコーチ)とこれまでの試合で浮き彫りになっていたパスディフェンスを修正。守備陣の更なる成長が随所に見られた。

 「最後まで諦めないでフットボールはできていた」(岩崎恭之監督)。点差を広げられ迎えた第4Q(クォーター)開始2分。敵陣18ヤード地点まで攻め込むとボールは梶山へ。梶山は右サイドから突破するも、エンドゾーン手前でタックルがヒット。しかし梶山は必死に粘った。そのまま倒れ込むも、腕を限界まで伸ばし、ボールをエンドゾーンまで届かせ、TDラン。終始日大にリードされるも、ただでは終わらせず、最後に一矢を報いた。
 
 次は泣いても笑っても秋季リーグ戦の最終戦。「何か自分たちがチームに残さなくちゃいけない」とLB♯9柳龍太郎主将(営4=日大第三)は力強いコメントを残した。次の試合はなんとしてでも白星を挙げ、有終の美を飾る。

[島村昭二]

試合後のコメント
岩崎監督

「地力の差が出た試合かなと。でも、うちの選手も、タックルに行く、笛が鳴るまでしっかりプレーするといった、最後まで諦めないでやるフットボールはできていた。ただ能力的なところ。特に、日大の22番、25番、そしてQBの18番のプレーの精度はかなり高かった。うちのオフェンスもRB♯99赤津智之(文4=日大三)を中心に、戦力的にはよくやっていた。梶山のTDに関しては、彼は限界まで手を伸ばしてよく取った。最後まで動けていた。オフェンスも時間を使えていた。前半よりも後半の方が機能していた。その辺のアジャストはできていた。立大戦については実力は拮抗している。ケガ人が復帰してくる。隠し玉も含めて披露できるのではないか」

高橋へッドコーチ
「負けは負けなのでその結果今1勝5敗という結果で、それはしっかり受け止めなければいけない事実なんですけど、まだ最終戦があるのでその最終戦に向けて立て直さなければいけないというのと、今日の試合に関しては前回の試合で出た課題は克服できた部分はあると思うので学生たちは良くやったと思います。ディフェンスで言うとパスに対して勝負ができていなかったので今回はDBとLBがパスカバーを頑張ったと思います。そこの課題は多少クリアできたかなと思います。オフェンスで言うと、手詰まってしまうことが前回の試合では多くあったと思うのですが今回に関しては、TDは一本でしたけどドライブする時間は長くなったので、この2点は克服できた部分かなと思います。選手自身も日大に勝ちたいと思う気持ちは強かったと思うので、気持ちの部分で最後まで切らさずに力を出せたと思います。選手はその部分では成長したのかなと思います。自分たちがやってきた彼らがやってきたフットボールを前面に出して4年生最後の試合になるように、入れ替え戦も行く可能性もあるのでその部分をしっかり勝って収めるということと、柳は常々言ってきてることなんですけど全員でフットボールをやる、試合に臨む、練習に臨むなどそういったことを言い続けてた1年間だと思うのでそこの部分をしっかり全員で出して、シーズンを終わらせたいです」

柳主将
「自分が主将になって4回負けて、何か自分たちがチームに残さなきゃいけない。このままただ試合をしているだけじゃ何も変わらないんで、次がある選手たちに何を残せるかをしっかり考えていきたいです。次の立教戦があるんですけど、ただ試合をするだけじゃなくて下級生たちに何を残せるか。自分たちは学生主体でやらせてもらってるんですけど、その重みをどれだけ残せるか。よく監督さんが言うんですけど、入ってきたからには男になって卒業してもらいたいんで、自分たちがどれだけ男を見せられるかの勝負をしていきたいです」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
日大 1Q3:24 24yds FG ♯11有輪  ―  ――― ―  0―3
日大 2Q0:07 17yds RUN ♯34高口 ♯11有輪 0―10
日大 2Q3:16 20yds PASS ♯18高橋→♯25西村  K ♯11 有輪 0―17
日大 3Q9:15 1yds PASS #18高橋→♯84中川 ♯11 有輪 0―24
明大 4Q2:45 18ydsRUN #26梶山 ♯89 山田 7―24
日大 4Q6:37 16yds PASS ♯10 西澤→♯83 石毛 ♯11 有輪 NG 7―30
日大 4Q11:28 29yds PASS ♯10西澤→ ♯29桑原  ♯11有輪 7―37
明大 日大
◆日大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-1 5-4
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 0-0 2-1
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 17(10-4-3) 20(2-18-0)
パス 試投-成功-INT 29-16-1 44-24-1
獲得ヤード 110 293
ラン 回数-獲得ヤード 37-118 16-60
攻撃 回数-獲得ヤード 66-228 60-353
反則 回数-喪失ヤード 4-25 7-55
ファンブル 回数-喪失回数 1-1 1-0
3rd DOWN CONV. 23% 3/13 62% 8/13
4th DOWN CONV. 67% 4/6 100% 2/2
ボール所有時間 26:00 22:00