
終始攻撃が続き中大に快勝/練習試合
現在の明大を象徴した試合だった。「オフェンスは言うことなし」と原田秀和コーチが言うように守って速攻がうまく決まったところやチーム全員で点を取りに行ったことで相手ディフェンスに的を絞らせなかった。前半20分からの10分間にその部分がよく表れ、田中周平(商3=長崎日大)を皮切りに堤主将、東謙佑(法3=法政二)ら6人で中大のゴールネットを揺らした。前半を16-10とリードして終えた。
後半は課題が見られた。1年間の課題である「リスタート」に遅れが出始める。後半19分、シュートを外した後の中大の速攻に対応できず、そこから3連続失点。「点数が開いて中だるみしてしまった」と堤主将。それでも後半も16点をマークし、32―25と勝利した。
インカレまで刻々と迫っている。「あとはディフェンスだけ」(原田コーチ)と頂点を狙う明大は自らをさらに追い込む。リーグ戦から時間は空いたが試合の感覚も「全体的に戻ってきている」と堤主将。インカレが始まるまで進化し続ける。
[吉田周平]
試合後のコメント
原田コーチ
「ディフェンスで点を取られていて詰めなければいけないところで詰められていない。そこの修正だけすれば良いのかと思う。オフェンスについては水物だから、ディフェンスが守って決めるところで決められていなかったところが四つくらいあったので。きょうはずっと前から言っているうちのテーマで戻り、とにかく戻って、守ってミスを誘って速攻につなげるということを目標にしていた。ディフェンスがまだまだ戻り切れていなかった。そこに集中しないとそんなにオフェンスは点取れないから守るしかないから、ミスをきっちりなくし守るところは守る。ゼロディフェクトが目標だからそういったテーマでやっている。これは1年間通してのテーマだからインカレに結び付けていく」
堤
「格下の相手だったのでそれに合わせることなく自分たちの(テーマの)守って速攻を意識してやろうということで試合に入った。まだディフェンスの打ちに来る相手に対してしっかり当たることが甘いのでそこをしっかり詰めていかなければいけないと思った。オフェンスは最初からノーマークシュートなどの簡単なミスは少なくなってきていると思うが、もう少し決めるべきところで決めないと上ではしんどいと思う。(後半19分からのディフェンス)点差が開いて中だるみしてしまったところもあるので、点差が開いた時の中盤から終盤までのゲームの運び方をうまくできたらいいと思う。先週くらいから徐々に練習試合が増えてきて試合勘というのは全体的に戻ってきていると思う。あとはいかに細かいプレーを詰めていけるかがインカレまでに大事なことではないかと思う」
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