
立命大にリベンジならず、3位決定戦へ/全日本学生選手権
「3点目が痛かった」と小池文彦コーチが言うように試合を決定付ける1点となってしまった。2点ビハインドの後半19分中盤のミスでボールを奪われると立命大に速攻を許し強烈なシュートを放たれる。このシュートはGKの國友督仁(政経2=丹生)が止めるもこぼれ球をスイープで押し込まれ立命大に貴重な1点を与えてしまった。チーム全体が攻めの意識で前のめりになっているところを狙われたため「チーム全体でカウンターにならないような攻め方をしっかりやっていけない」と岡崎慶二(理工4=石動)は課題を口にした。
力の差を見せつけられた。前半の立ち上がりから立命大ペースで試合が進み前半11分にPCを決められ先制されると30分にもPCから追加点を許し0-2となった。明大も後半にPCを2本獲得したが最初のパスがずれるなどのミスで得点を奪えず。「PCも取ることができたのでそこをしっかり決めれば良い勝負ができた」と安部雄貴主将。1-3という結果からPCの精度が試合の行方を左右した。
準決勝に敗れ3位決定戦へ回ることとなった。相手は東海リーグの覇者・朝日大。6月の全日本王座決定戦で対戦しSO(シュートアウト)戦の末に勝利した相手だ。「明治らしさを出して戦いたい」と安部主将。強豪校相手に怯むことなくいつも通りのプレーで3位を掴み取る。
[常光純弘]
試合後のコメント
小池コーチ
「相手が引いてきたところで自陣では回せても立命館の作戦でなかなか前に行くことができなかった。立命館は縦パスが正確であり最終的には前半でPCを2本取られ確実に決められてしまった。セットプレーの精度が高く100%決めてくるところはまだうちには足りないところ。後半に入る前はベースライン後ろではなく前に押し上げながら回してサイド攻撃、必ず空いてくるので同じテンポではなくスローでいった後のクイックで速く回していけという指示を出した。あとはサイドからパスをつなげれば必ず勝機は見えてくるから1点ずつ返そうということを言った。でも3点目をきれいにカウンターからこぼれ球を拾われたのは痛かった。その後1点返して押せ押せムードになったが間に合わなかった。DFはそんなに悪い出来ではなかった。ただファールを誘われてPC与えてしまった。でも悪くはない。やっぱり攻撃陣が引いている相手に対してどうやって点を取るか。PCを取ったら確実に点を取ることができないと強豪校とやるのは難しい。朝日大学は王座でもやっているのでどのようなチームなのかは分かっている。明日は3位をもぎ取って全日本に向けて良い流れをつくりたい」
安部
「相手が去年優勝校ということもあってチーム全体が少し控えめな部分があった。前半も後半みたいにガツガツ行くことができれば勝てたかもしれない。立命大のDFはやっぱり強いしうまい。相手の方が何枚も上手で技術の差を感じた。今日の敗因は決定力不足。PCも取ることができたのでそこをしっかり決めれば良い勝負ができた。得点の場面は佐々木が良く反応してくれたと思う。明日一番大切なのはもっと強気で攻めること。相手が強豪校でも怯むことなく明治のいつも通りのプレーをすれば全日本にもつながると思うので明日は明治らしさを出して戦いたい」
岡崎
「明日があるので切り替えて、負けたのは悔しいけど3位決定戦に向けて切り替えていかなければいけないなと思う。攻撃ばっかりされたので結構疲れた。相手の連携が本当にしっかえいしていて、こっちが枚数的に負けていて人数的にもかけられていた。でも3点目以外は全部PCで決められてしまったけど、それ以外はしっかり守れていたのかなというのはある。でもまた今後につながる課題があったと思うのでしっかり改善していきたいと思う。3点目は中盤のミスでカウンターになってしまってDFが押し上げていたので裏に入ってしまって帰り切れずにリバウンドも全部相手に、という感じだった。あれはもうちょっとチーム全体でカウンターにならないような攻め方をしっかりやっていけないかなと思った。個人個人の技術が高くてドリブルもできてボールキープもできる子が多かったのでその点で気持ち的に負けている面もあったという感じがした。最後の得点は、コースは何個かあったが一番得点入りそうなところに一人佐々木くんが顔を出していたのでそこに通るかなと思ったら通ったので良かった。ああいうボールをもうちょっとコントロールできて意図的に出せるといいなと思う。あれがもうちょっと早くあれば流れが変わっていたかもしれないし、失点の2点目がもうちょっと遅かったりとか、2点目決められる前に得点できていたら流れが変わってきたと思うので流れって大事だなというのが今回の試合で分かったので明日も自分たちの流れっていうものをつくっていきたいなと思う。明日は相手なんて関係ないと思うので3位取るということを目指してみんなで頑張っていきたいと思う」
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