
牧口が経験者の部5位、千葉が男子未経験者の部11位/関東学生新人個人選手権
「なるべく上位を狙えるように」と初めての公式戦となる今大会に臨んだ千葉。自らの普段の感覚をつかめず苦しんだが11位と健闘した。高校時代はハンドボールをプレーしていたが「何となく」と大学ではアーチェリーの道へ。早くも結果を出し、これからの活躍を予感させた。それでも「満足はしていない」と自己ベストから大幅に下回る記録を悔やむ。これからの千葉の成長に注目だ。
公式戦独特の緊張感の中、それぞれの目標点に達した選手は少なかったが、貴重な経験を積むことができた。1年生が活躍すればチームの競争はより強いものとなる。高校までアーチェリー未経験という部員が多いが、先日行われたインカレフィールドで優勝を果たした明大のエース・前田悠帆(法3=東福岡)も大学からアーチェリーを始めた。偉大な先輩を目指し、アーチェリー部の未来を担うルーキーたちが進み続ける。
[原大輔]
試合後のコメント
[男子]
有安洋貴(営1=桐蔭学園)
「今日が連盟の大会では初めての出場で、点数は495点でそんなに良くはなかったです。目標は550点でしたが、500点にも届かなかったです。普段練習してる八幡山とは雰囲気が違って、緊張しました。(高校時代は)何もスポーツはやってなくて、新しいスポーツをやろうとアーチェリー部に入りました。大学の体育会は経験者が多いのですが、アーチェリー部は(経験者が)少ないので、それが入るきっかけとなりました。練習は、同期や先輩が仲が良くて楽しくやれています。(目標は)試合で自己新の567点を更新することです」
李東玹(政経1=国際)
「連盟の大会に出るのは初めてです。普段の練習で出している点数よりも、かなり低かったので満足はしていないです。高校時代はバスケをやっていました。(アーチェリー部に入部した理由は)結構昔にアーチェリーを見て面白そうだと思ったことがありました。そこで、明大に入学した後の新歓期にアーチェリー部のチラシをもらって『そういえばアーチェリー、面白そうだったな』と思い出して、実際に体験したらやはり面白かったので入部しました。(バスケットボールとアーチェリーの違いは)バスケは団体競技で自分がミスをしても仲間が助けてくれますが、アーチェリーは個人競技なので自分で全て何とかしないといけないところです。(アーチェリーの難しさは)細かいことに自分の射が影響されるところです。(これからの目標は)今年の連盟の大会はインドアに出場する予定ですが、そこで自分の自己新の570点を超えたいと思います」
石井智志(情コミ1=倉吉東)
「弓具の調節や、フォームがうまく固まらなくてだめでした。点数もまだまだです。高校時代は水泳をやっていました。(入部したきっかけは)大学に入って新しいスポーツに挑戦しようと思って始めました。高校からアーチェリーは気になっていたので、やらずに終わるよりやってみようと。アーチェリーは真ん中に当たった時の楽しみがあって楽しいです。今後の課題はフォームの改善と弓具の整備。600点を出せるようになりたいです」
荻原翼(文1=国学院)
「高校時代は弓道をしていました。弓道は的に当てることと礼儀とが合わさっているのですが、アーチェリーは点数だけなので、大学では点数をとことん追い求めたいと思い入部しました。新人戦はあまり周りを考えず、自分のペースでいきました。しかし若干力が入ってしまいました。これからは最後まで集中を切らすことなく最後まで同じ射ができるように練習していきたいです」
加藤毅士(政経1=国際基督大高)
「色々な人の射形を盗むことができた大会だった。不調が続いたのですが途中攻めることができたので収穫があった。今の3年生みたいに道を切り開くような選手になりたい」
金谷洸太郎(法2=公文国際学園)
「(初の公式戦は)めっちゃ楽しかったです。ただ一試合集中してできなくて、点数も芳しくありませんでした。もともとラクロス部だったんですけど、何か新しいことを始めたいと思ってアーチェリーを始めました。あと女子のハートも射止めたくて。(やってみた感想は)アーチェリーをやっていると心が研ぎ澄まされますね。(今後について)頑張ります」
工藤大暢(政経1=横浜緑ヶ丘)
「先日の明早慶新人戦で目標点を大幅に下回ってしまったので今日は同じ目標点を目指しました。一射一射丁寧にしました。前半ミスがあったんですけど結果的には挽回できたのでとりあえずは良かったです。50m後半からはいつもと同じようにやれました。大学アーチェリーは大学対大学という感じで、チーム感があります。(目標は)レギュラーの8人に入って、自分の得点がチームの得点に貢献できるようになることです。」
工藤大夢(農1=昭和)
「高校時代は弓道をしていました。弓道部への入部も考えたのですが、学科、バイト、部活の両立が厳しいと思ったのと、小さいころからの憧れである弓関係の部活に入りたいというのがあったのでアーチェリー部に決めました。先週の明早慶新人戦では弓具の不備、自分の射形に良いときと悪いときの差が激しいなどの問題があったので、そこを改善してその成果を発揮しようと今日の試合に臨みました。結果として弓具のほうは問題なかったです。(結果は)良くなかったです。自分的には大分悪いです。ただ自分の何が良いか、悪いかがわかったので次に改善していきたいと思います。(これからは)今日のように全然安定しないので、悪いを良いに近づけて安定させたいです。3年生と一緒にリーグ戦に出場できたらなと思います」
国岡錬(政経1=和光国際)
「緊張しすぎて部品をつけるのを忘れてしまって、でもそれがあったので逆に緊張がなくなりました。自己ベストを出せて、これからもっと上にいきたいです。初の公式試合だったので楽しもうと思いました。いつか前田さんを超えられたらなと思います」
竹内祐二(政経1=日野台)
「50m、30mとも全然でした。自己ベストから50点ほど低かったので満足はしていないです。(初の学連公式戦だったが)思ったほど緊張はしなかったですが、練習と同じようにできなかったので。気負わずできたのは収穫ですが、点数でもう少しというところですね。次は明立戦、オール明治と試合があります。一軍の中でも選手になれるようになりたいです」
竹田正成(法2=新発田)
「(初の学連公式戦だったが)振るわなかったですね。やりづらい感じがしました。もともとキックボクシングをしていたのですが、ケガもあって辞めてしまって。それで金谷と同じで新しいことを始めたくてアーチェリー部に入りました。点数的にも今回は満足いくものではありませんでした。悔しいので心入れ替えて頑張っていきます。チームの選手になれるよう練習していきたいですね」
千葉
「高校の時はハンドボールをやっていました。新歓で仲良くなった友達が入るといったので、なんとなく入部しました。(新人戦には)なるべく上位を狙えるようにと思っていました。自己ベストよりは大分記録が下がってしまったので、満足はしていないです。いつもの感覚がつかめませんでした。もっと試合慣れしていければと思います。(目標は)チーム内でなるべくレギュラーになれればと思っています。」
堀江啓一(政経1=巣鴨)
「初の公式の個人戦だったことで、50mは全然練習通りにできませんでした。体が伸びなかったですし、射ち方が分からなくなって点数も伸びなくなりました。30mもいつも通りにできなかったです。大会での感情の持って生き方は今後の課題だと思います。明早慶の練習試合では満足いく点数が出たんですが、今日はその
マイナス50点ぐらいです。普段は先輩が応援してくれたりするんですが、居は一人で戦ったので、緊張も大きかったです。日々の練習からプレッシャーをかけて、一射一射気持ちいい射を考えて直して次につなげたいです」
牧口
「50mは先週日曜の明早慶の練習試合よりもいい点数は出たんですが、緊張しました。最近は前田先輩にアドバイスをもらったことで射型が安定して、点数も上がってきていました。50m終了時点で上位だったのはそれが原因かなと思います。30mでは50mよりは少し下がってしまうんですが、狙い込みすぎたり、当てなきゃと思うと、タイミングが崩れてしまいました。先輩にはサイトピンを泳がせてでもリズムで射つとアドバイスをもらったんですが、なかなかできなかったです。目標の640には達しなかったので、今日は自分の中では80点ぐらい。今回は先輩のアドバイスで点数が伸びたんですが、自分がアドバイスできるくらいに点数を伸ばしたいです。来年の春にはエイトに入れたらいいと思います。今は1年生のリーダーをやっていて、その仕事と練習の両立を頑張っていきたいです」
森田悠史(理工1=関西大倉)
「普段はわりと点数が出てて、この1週間は調子を落とし明早慶新人戦からは改善できました。50mはそこまで悪くなかったですが、時間外発射というアクシデントがあって少し点数が落ちてしまいました。30mは思うように点が伸びず満足ではないです。練習と試合での射形が大分異なることが原因だと思います。これは高校からなのですが、練習では点が出ても試合でうまく出せないというのがあります。これからはまずリーグ戦に出て、王座を目指していきたいと思います。」
柳澤直樹(商1=巣鴨)
「自分が思ってた目標より取れなくて悔しかった。途中手こずったとこがあって落ち着いてやれるようにしたい。試合で自己ベストを出す練習をしてきた。来年のリーグ戦に出て少しでも活躍できるようになりたい。」
山本航(法1=東洋)
「今回は初めての個人の公式大会で、50mは緊張しました。後半は練習通りに射てるようになりました。30mは一射一射ばらつきはあったんですが、全体として見たら平常心でできたと思います。記録には満足できないですが、いつも通りの点数は出せました。今日は射っているときに体が反ってしまったので、重心を前にして、アンカーを奥まで入れることを注意したいです。射型についてはまだこれから直していければと思います」
[女子]
井上佳奈枝(国日1=真和)
「両方とも調子は良くなかった。特に準備とかはなかったけどいつも意識していることを大会でもできるようにしたい。今日の悪かった点を改善して先輩たちと並べるように頑張りたい」
大野李瑛(理工1=横浜サイエンスフロンティア)
「連盟の大会に出るのは初めてでしたが、いつもより緊張せず、肩の柔らかさを生かしてやれたので良かったとおもいます。(高校時代は)茶道部でした。中学、高校と文化部であまり運動してこなかったので、大学から何か新しいスポーツを始めようとしてアーチェリー部に入部しました。(アーチェリー部の雰囲気は)あまり厳しくはないですが、挨拶の決まりはしっかりしています。練習は個人個人がやっている感じです。(女子は男子より人数が少ないが)私の代でも男子より点数の高い選手がいたりして、その部分は平等だと思います」
菊地遥(理工1=春日部共栄)
「50mで280点は欲しいなと思っていたけれど、最近射型を変えてからは成績が伸び悩んでいるので、今日は意外に良かったという感じでした。総合は50mより下がるかもしれなかったんですけど、あまり考えないようにしていました。30mはあまり良くなくて、満足して射てた本数が少なかったです。押し手、引き手の引き分けに慣れられなかったのがもやもやしました。今日は目標にしていた600点には届かなかったんですが、これからも気にせず頑張っていきたいです。射型が安定しないので、固めていけたらと思います」
三国雅美(政経1=明大明治)
「自己ベストは出せたけど目標は出せなかった。でも今までで1番気持ち良く打てた。人並みに打てるようにこれからも頑張りたい」
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