平井彬3位、工藤が日本人1位/W杯東京2014
平井彬1500m銅
1500m自由形に出場した平井彬は3位入賞を果たした。前半出遅れたかのように思われたが、徐々に追い上げ中盤には2位の竹田(法大)に身体半分ほどの距離にまで詰め寄る2位争いを見せた。しかし好調を維持している竹田が1000mを超えると加速し、逃げ切られ3位。一方4位以降とは後半から4秒以上の差をつけ、寄せ付けなかった。9月のインカレから1ヶ月のオフをはさみ、3週間という短期間で集中して臨んだ今大会。「日本人に負けたのは痛い」と悔しさを見せるも14分50秒を切るタイムには納得の表情を浮かべた。「今の実力じゃ太刀打ちできない」と終始独泳となった1位のギルタらと泳ぎ、世界のレベルの高さを痛感。今季の目標は「世界と戦える選手」になることを掲げた。
【西谷侑紀】
1500m自由形に出場した平井彬は3位入賞を果たした。前半出遅れたかのように思われたが、徐々に追い上げ中盤には2位の竹田(法大)に身体半分ほどの距離にまで詰め寄る2位争いを見せた。しかし好調を維持している竹田が1000mを超えると加速し、逃げ切られ3位。一方4位以降とは後半から4秒以上の差をつけ、寄せ付けなかった。9月のインカレから1ヶ月のオフをはさみ、3週間という短期間で集中して臨んだ今大会。「日本人に負けたのは痛い」と悔しさを見せるも14分50秒を切るタイムには納得の表情を浮かべた。「今の実力じゃ太刀打ちできない」と終始独泳となった1位のギルタらと泳ぎ、世界のレベルの高さを痛感。今季の目標は「世界と戦える選手」になることを掲げた。
【西谷侑紀】
工藤50背日本人1位
日本人1位という結果にも笑顔はなかった。勢いよくスタートを切って横一線で浮かび上がったが、外国人選手とは一掻き毎に差がついた。予選のタイムを0.11秒上げるも、順位は一つ落とし6位。「日本人で一番を取れたのは良かったが、23秒台が出せなかったので残念」。アジア大会金メダリストの古賀(第一三共)が不在の中でのレース。同時開催の日本選手権「優勝」の称号も付いたが、「一応の優勝」と満足はしなかった。
だが、復調の兆しは見えた。2012年春のジュニア五輪では日本高校記録を樹立し、明大に入学したが、結果が出ない日々を送った。リオ五輪を見据えた昨シーズンには、練習環境の向上を求め所属クラブの移籍も経験した。環境の変化に苦しんだ時期もあったが、その後のトレーニングで身体も一回り大きくなり、持ち前の爆発力に足して、ターンやスタートの技術を磨いた。「まだまだ無駄な部分があるので、一つずつ潰している段階」で臨んだ新シーズン1戦目。自己ベストまで100分の6秒に迫り、好感触をつかんだ。
今季は世界選手権の代表選考会を4月に控える。今後は冬場の泳ぎ込みを経て、大学ラストシーズンに備える。「この種目で、世界選手権の代表入りをしたい」と日本代表入りに意欲を見せた。
【奥村佑史】
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