後半に守備が崩壊し、中大に完敗/関東学生1部秋季リーグ戦

 秋季リーグ中大戦が行われ、中大相手に7-36で敗北した。試合は1Q(クォーター)に中大がFG(フィールドゴール)を決め先制。2Qになるとランプレーを中心に攻め込みRB#25寒川拓(商1=法政二)がTD(タッチダウン)を決めるとTFP(トライフォーポイント)も成功し7―3と逆転に成功する。しかし、後半に入ると終始中大ペースになりTDを5本決められ後半だけで33失点。攻撃陣もパスが通らず無失点に抑えられた。

 相手に流れを渡してしまった。逆転された後の中大の攻撃。相手陣地で3rdダウンを抑え、相手に傾きかけていた流れを引き寄せる好機が訪れた。しかし「自分の頭に無かった」(DB#21松崎隆朔・政経4=日大三)と4thダウンで左サイドへロングパスを通され、1stダウンを奪わると完全に流れを渡してしまいその後のTDの失点にまで響いた。
 相手の攻撃陣を止めることができなかった。「分かっていながらも止められず要所要所で決められてしまったのが敗因」(岩崎恭之監督)とこの日の攻撃でQB#12松井(中大)からWR#24新城(中大)へのパスを多く通されてしまい自陣まで攻め込まれる場面が目立った。さらにパスを警戒するとランとうまく織り交ぜた中大の攻撃にディフェンス陣は翻弄(ほんろう)された。

 流れるような攻撃だった。第2Q開始直後の攻撃で相手陣地へ徐々に近づいていく。相手の反則によって獲得した残り17ヤード地点からの1stダウンをQB#19南卓真(政経2=日大三)が中央を切り込み残り3ヤード地点まで一気に運ぶ。最後は寒川が中央から押し込みTDを奪い逆転に成功した。
 しかしその後は得意のランプレーを封じられた。今試合では得意のランプレーで83ヤードしか稼げず後半は点差が開いてしまったこともありパスを選択するしかない状況になってしまった。「オフェンスがうまく時間を使えていなかった」(岩崎監督)と相手ディフェンスを崩せず、後半では好機すらつくれないまま完全に封じ込まれてしまった。

 「大変申し訳ないと思っている」と岩崎監督は悔しがった。ホームカミングデーとなっていた今試合では多くのOBが来場し熱い声援を送っていた。しかし試合は大きく点差を放されオフェンスも攻めきれず応援席にはため息も漏れていた。「勝った先に道が開けると思うので、道を切り拓きたい」と松崎。強豪・法大を前に今試合で力を発揮できなかったオフェンス陣がポイントとなる。法大を破りリーグ戦勝ち越しへ向けて前進していく。

[常光純弘]

試合後のコメント
岩崎監督

「フィジカルで負けてしまったし後半アジャストできなかった。ホームカミングデーで多くのOBが見に来ていた中で負けてしまい大変申し訳ないと思っている。前半はディフェンスが踏ん張れていた。オフェンスがうまく時間を使えていなかったことがディフェンスに負担をかけてしまった。この点差自体は関係ない。勝負を懸けていったことなので。同じようなプレー、分かっていながらも止められず要所要所で決められてしまったのが敗因。良かったところは見当たらない。課題ばかりが見つかった。次戦の法大戦は切り替えてやっていくしかない。うちのオフェンスがどれだけやるか、全員に頑張ってほしい」

高橋輝ヘッドコーチ
「前半勝って折り返した状態で後半負けてしまったってことで自分らの弱さが出てしまった。それは初戦の早稲田戦、慶大戦でも逆転負けされ、その中で今日の試合はどうだったかって言われると今までの反省でできなかった部分が克服出来なかったりしてこういう結果になったと思う。攻め切るところが攻め切れていなかったり、取り切らなくてはいけないところは取り切らなくてはいけない。勝ち負けの問題は抜きとして自分たちのフットボールを最後まで出来れば勝ちを導き出せると思うが、そう簡単にいかないというのが当たり前のことであってそこで打開できる方向だったり選手だったりというのがうちにはいなかった。いたかもしれないが向こうの方が上手であったりという点に限ると思う。基本は練習からいかにギリギリの練習をするかという部分で100%ではなくて120%と自分たちの限界を超えるような練習をしてそれを日々積み重ねていくこと。そこの部分が限界を超えるようにいかに各々がやっていけるかといったことがある。技術面も120%の練習をしていかないと上手くならないと思うし、日々努力して課題に向き合っていかないと勝てない。各々できることがあると思うので、全員が力を出し切って練習することで一歩進めると思う」

松崎
「オフェンスは取り切れなかった。ディフェンスに関しては、自分はディフェンスのリーダーとして何もできていない。要所でのパスを止められなかった。28番の萩原君のランも止められていたわけではなかった。日大、法大と強豪が続くので一から立て直していかなければいけない。明治らしく、泥臭くというフットボールが全然できていない。4thダウンギャンブルを取られた時に流れが変わった。自分がしっかりケアをしていれば止まったはず。自分の頭に無かった。そういうところ。前の試合でも投げていて、パンターは投げられると知っていた。そのプレーを頭に入れられていなかった自分のせい。次負けたら自分たちは終わり。どう戦うか。もちろん、勝つのが前提。勝った先に道が開けると思うので、道を切り拓きたい」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
中大 1Q7:16 28yds FG #95市森 ―――― 0―3
明大 2Q3:56 1yd RUN #25寒川 K #89山田 G 7―3
中大 3Q4:24 1yd RUN #28萩原 K #95市森 NG 7―9
中大 3Q11:21 5yds PASS #12松井→#8松岡 K #95市森 G 7―16
中大 4Q4:29 1yd RUN #28萩原 R #11鈴木 NG 7―22
中大 4Q7:02 1yd RUN #1北村 K #95市森 G 7―29
中大 4Q8:26 16ydsRUN #1北村 K #95市森 G 7―36
明大 中大
◆中大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-1 4-3
(2点)回数-成功 0-0 1-0
フィールドゴール 回数-成功 0-0 2-1
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 11(6-4-1) 15(5-10-0)
パス 試投-成功-INT 29-9-2 23-16-0
獲得ヤード 83 254
ラン 回数-獲得ヤード 31-83 28-112
攻撃 回数-獲得ヤード 60-166 51-366
反則 回数-喪失ヤード 4-40 9-47
ファンブル 回数-喪失回数 1-0 0-0
3rd DOWN CONV. 31% 4/13 55% 6/11
4th DOWN CONV. 40% 2/5 100% 1/1
ボール所有時間 24:42 23:18