眞砂、板倉上位入賞も 目指すはさらなる高み/全日本学生トラック新人戦東日本大会

2014.10.06
眞砂、板倉上位入賞も 目指すはさらなる高み/全日本学生トラック新人戦東日本大会
 悪天候をものともせず、ルーキー2人が上位入賞を果たした。4kmインディヴィデュアル・パーシュートに出場した眞砂英作(政経1=高松工芸)が2位、ケイリンでは板倉玄京(営1=千葉経大附)が4位に入った。これからの可能性を大いに感じさせる大会となった。

 力強い走りを見せた。眞砂は雨の影響など感じさせない安定した走りで2位に輝いた。「雨が降ったら気温が下がって脚が回らなくなる」(眞砂)と環境の変化を十分に考慮しレースに臨んだ。今大会は天候の影響で予選が無くなったため、一発勝負で実力を出し切れるかがカギとなった。4周目から徐々にスピードを上げると、そのまま減速することなくゴール。「結構脚が回った感じはしたが、タイムを聞くとそんなに良くはなかった」(眞砂)と1位の鈴木(法大)に1.86秒及ばなかった。「優勝して当然の試合だった」と眞砂。2位という結果には一切満足していなかった。

 的確な判断でレースを展開した。ケイリンで4位入賞を果たした板倉。予選を3位で通過すると「序盤から先行していた選手が勝っていた」(板倉)と予選のレースを分析。激しい雨の中行われた決勝では、先行できなかった予選での反省を生かし開始直後から3位の位置をキープする。3位のまま迎えたラスト1周。第2コーナー付近からスパートを掛けるも、逆転にはあと一歩及ばず。最後は後方の選手に差されてしまい、4位でのフィニッシュとなった。板倉は「表彰台に上がりたかった」と僅差での4位に悔しさをにじませた。

 8月のインカレを機に新体制を迎えた明大自転車部。今大会に出場した1年生2人も、間違いなくチームを支える存在となるだろう。今後の目標について眞砂は「来年は(この大会で)完全優勝する」と頼もしい一言。目覚ましい成長を続けるルーキーたちのこれからの活躍に注目だ。

[鈴木拓也]

眞砂
「(2位という結果について)正直2位は満足できない。優勝して当然という試合だったので、納得いかない結果で終わってしまった。(悪天候の影響は)雨が降ったら気温が下がるので脚が回らなくなる。実際乗ったときに結構脚が回った感じはしたが、タイムを聞くとそんなに良くはなかった。本来の実力は出ていなかったが、みんな同じ条件なのでそれは変わらないと思う。(今後の目標は)もちろん来年は完全優勝する。それだけだと思う」

板倉
「(今大会を振り返って)表彰台に上がりたかったので、最後はちょっと追い込めなかったなという風に感じる。(強い雨の影響は)体が冷えてあまり脚が動かなかった。それ以外はあまり気にならなかった。(決勝のレースで意識したことは)予選では序盤から先行していた選手が勝っていたので、決勝は前の方にいようかなと思っていた。結構前の方にはいられたが、最後に差されてしまった。(今後の目標は)このあとの国体をまずは頑張って、来年もこの大会に出られたら表彰台に上がれるようにしたい」