まさかのベスト4 3連覇ならず/関東学生チームカップ

2014.10.02
まさかのベスト4 3連覇ならず/関東学生チームカップ
 3人が1組となり5試合を戦う世界選手権方式のこの大会。明大は2年連続で優勝を果たしており連覇を懸けてA~Gの7チームが挑んだ。しかし秋季リーグで活躍を見せたメンバーがベスト4の壁を超えられず王者の威厳を見せつけることはできなかった。

 初戦から奮闘する明大勢だったがあと一歩のところで勝利をつかむことができなかった。2日目の6回戦まで駒を進めたのは松下海輝(商3=希望が丘)、有延大夢(商2=野田学園)、町飛鳥(商2=青森山田)の明大Aのみという物足りない結果に。昨年の優勝メンバーの神巧也(政経4=青森山田)率いる明大Bはまさかの5回戦で姿を消した。昨年に引き続いて明大同士の決勝が期待されていただけに悔しい敗退であった。

 準決勝で明大Aを阻んだのは秋季リーグでも苦戦を強いられたメンバーで構成された専大A。1番手有延は強烈なフォアの打ち合いを制し見事1勝をもたらした。しかし2番手の町は厚谷(専大)の粘り強いカットに翻弄(ほんろう)される。ゲームポイント2―1で迎えた4ゲーム目で11―3と大きく離されると最終ゲームでも流れをつかむことはできなかった。続く松下海も2ゲーム目で16―14の接戦を落とし勢いをつけることができず敗北を喫する。2戦を落とし後がない状況に追い込まれ4番手は再び有延。強烈なドライブを打ち込むもカットされ3―0と粘り切れなかった。優勝候補筆頭だっただけに「悲しい」(松下海)。また下級生だけのチームに「4年生の偉大さがよく分かった」(有延)と来年からの団体戦に向け不安を残したようだ。

 来月には個人戦の大舞台である全日本大学総合選手権(全日学)が行われ明大からは単複合わせて12人が出場する。現在アジア大会に出場している丹羽孝希(政経2=青森山田)やドイツで活動中の森薗政崇(政経1=青森山田)も合流し混戦が予想される。団体戦で学生日本一となった明大が個人戦でも表彰台を紫紺に染める。