総勢9名がインカレへ/全日本学生選手権関東支部予選

9・27~28 2014年度 全日本学生選手権 関東支部予選(神奈川県材木座海岸)

▼メンズクラス
今林――4位
服部――11位
井上――15位
戸谷――28位
朝稲――33位
塩田――36位
前田――38位
網口――53位
田中――61位

▼レディースクラス
近藤――23位

この結果、シードの工藤主将を含むメンズクラス41以内の7名とレディースクラスの近藤が個人インカレへの出場権を獲得
 神奈川県材木座海岸でインカレの関東支部予選が行われた。メンズクラス、レディースクラス合わせて8人が予選通過。昨年入賞したためシードである工藤輝主将(情コミ4=明大中野八王子)を加え、計9名が11月に沖縄で開催される個人インカレに挑む。

 得意の強風をものにした。大会2日目、午前中はレースが行えないほど風が強かった。午後になって、やや風が落ち着くとメンズクラスの2レースだけが決行された。その中で良い走りを見せたのが、今林大亮(政経3=修猷館)だ。「吹きレースは得意」(今林)と自信を持つ強風の中で1本目を1位、2本目を2位の快走。前日に中風で苦しんだ分を巻き返した。メンズクラスで堂々の4位に入り、明大勢で唯一の入賞者となった。「インカレでは今日の倍以内の順位に入る」(今林)と個人インカレへの意気込みも十分だ。

 多くの選手が予選突破を果たした。この大会で男女合わせて8人が予選を通過した。その中には「不甲斐ない」(井上拓・法4=明大明治)や「あまりふるわなかった」(服部尚平・政経4=明大中野)など、満足のいくレースができなかった選手もいる。しかし、これはあくまで支部予選。「大事なのはインカレ本戦」という工藤主将の言葉通り、勝負はここからだ。沖縄の個人インカレでは、出場選手全員が納得の走りを見せてくれることに期待したい。
 
[尾藤泰平]

試合後のコメント
工藤主将

「(明治全体の結果は)ダメ。4年目で運営の方をやったり、後輩たちを見たりしていて、(予選を)誰が通って誰が通らないっていうのは大体分かった。こいつは通るだろうなという人間しか通らなかったし、逆に通らなかった3人は、厳しいだろうなと思っていた。やってきたことがそのまま出た大会になったんじゃないかと思う。順位はまちまちだったが、これはあくまで支部戦であって、1位に越したことはないが、その必要は別にない。大事なのはインカレ本戦。そこでいい順位が出ればいいと思う。自分もそろそろ個人戦で優勝したい」

井上
「不甲斐なかった。ゲレンデがホームの人が海面を良く知っているなと感じたが、それは言い訳であって、とにかくもっと上に行けたなと思う。調子はまだ上がってはいない。ピークを持っていくのは団体戦だと思っているので、気長に調整していきたいと思う。自分の今年1年の目標を団体戦優勝に設定していて、そこから逆算すると個人インカレでは入賞は必須かなと思う。とにかく頑張る」

服部
「(風が)吹いていたのに入賞ができなかった。得意風域だったが、あまりふるわなかった。明治全体で9人しか通過できなかったのは残念。4年で最後の支部戦で、11位という結果は微妙だったが、団体のためにも、2カ月後のインカレではもっといい結果が出せるように頑張りたい」

今林
「吹きレースは得意だったので、うまく1位2位で走れた。1日目のような4~5メートルの中風がやっぱり課題かなと感じた。それでも4位に入り、入賞できたのは良かった。調子は悪くはなかった。自分も他の明治のメンバーも現状通りの力が出たという感じの結果だったと思う。夏休みはずっと家に帰らず、キャプテンの工藤さんたちと練習してきた。その成果が出せたのかなと思う。インカレでは今日の倍以内の順位に入り、明治3人入賞で団体優勝まで突っ走りたい」

塩田良篤(政経3=山手学院)
昨日大きなミスをしてしまったので、今日はそこまで勝負にはいかず、順位を落とさずインカレ出場圏内でゴールすることだけを意識した。とりあえず通過できてよかった。吹きのレースは得意じゃないけどインカレは毎年風が強いって聞くので、1か月風が強いレースでもしっかり勝負ができるよう練習していきたい。まだ沖縄行ってなくてよくわからないので、早い人の動きをしっかり見て海面を学んでしっかりレースができればいい

近藤希(商3=県立柏陽)
「風が強くて、そういったレースはすごい苦手なので、今回はなかなか自分の力を出し切れなかった。本来は中風が得意なので、沖縄ではあんまり風が強くないといいなと思う。練習では苦手風域だったらなんとかついていけるようにしていて、得意風域では男子部員とのなかでもトップであるよう意識していた。微中風だったら自分の得意風域なので上位入賞を目指したい。

朝稲源太(国際2=明大中野)
「風があんまり得意じゃない強い風だったので、予報を見て前日とかはどうなるかなって感じだったんですけど、あんまり緊張もせずにできたかなというかんじ。ゴールすることだけ考えてて、海面の状況とかはあんまり考えてなかった。順位的にはまだ不満。これまでスタートを意識して練習してきていて、今日もある程度はその成果が出た。インカレは難しいと聞いているので、気負わすぎずにいい成績を目指したい」

前田海里(商2=横須賀総合)
「1日目の1本目がまあまあやれたが2本目がうまく走れずにいて、今日風が強くてどうなるか分からなかったが、ギリギリ通過できたので良かった。昨日、今日と吹きだったので、あまり得意ではなかったが、(インカレ出場枠に)何とか滑り込むことができた。初めてのインカレなので、先輩たちに食らいついて、負けないように頑張りたい」