
東女体大に惜敗 ブロック2位で順位決定戦へ/関東大学女子3部リーグ戦
スターターは、川副舞(理工3=富士学苑)、千葉美知瑠主将(文4=東京成徳)、伴真衣香(文3=東京成徳)、北浦彩加(国際3=大津)、萱沼史織(情コミ2=埼玉栄)。
悔しい敗戦を喫した。勝てば無条件に入替戦への進出が決まる事実上のブロック決勝戦。前半を3点リードで折り返すも後半に落とし穴が待っていた。後半開始直後は伴、萱沼の連続得点もあり相手を引き離しにかかったが、そこからおよそ5分半もの間得点できない時間が続く。その時間に相手のインサイド、シューターを止めることができず、第3クオーター開始からの5分間に16失点。一気に流れを失った。最大8点あった差も全て吐き出し、11点ビハインドで第3クオーターを終えた。
何としても逆転したい第4クオーター。伴のシュートで幸先良く得点を挙げるもなかなか流れを取り戻せない。疲れからかリバウンドの奪取率も下がり始める。豊富な交代メンバーを擁する東女体大とは対照に苦しいベンチ事情が如実に表れた。それでも千葉主将の3Pシュートや、川副のボールへの執念を感じさせるハッスルプレーなどでなんとか食い下がる。伴もこのクオーターだけで7本のフリースローを沈める抜群の集中力を見せ追い上げる。それでも逆転してから勢いに乗り続ける相手の勢いは止められず76―93で敗戦。ブロック2位での順位決定戦進出を決めた。
力を見せた前半だった。伴のフリースローで先制すると、武器であるディフェンスからの速攻も機能しリズム良く試合を展開。警戒していたインサイドでの失点はあったが、相手のファウルが多いタフな展開でも確実にフリースローを沈め、得点を重ねる。北浦、萱沼のドライブも効果的で前半は相手を上回っていた。最後に勝負を分けたのは選手層だった。ベンチ入りメンバーが10人しかいない明大に対し、応援席まで埋まるほどの選手を抱える東女体大。前半からファウルがかさんでも次々に交代選手を送り出す余裕を見せた。明大もシックスマンとして儀保が奮闘するも、疑問が残る判定により退場した北浦の穴は大きかった。
必勝で挑んだ一戦だったがわずかに及ばなかった。それでも前半の戦いなど収穫も多い。「2勝すれば入替戦に行ける」(千葉主将)と選手たちは次を見据えている。昨年度からの悲願である2部昇格。その扉はまだ閉ざされてはいない。来週の2戦で勝利を挙げ、2部昇格へ、再び挑戦する。
[松井嚴一郎]
試合後のコメント
渡辺監督
「前半は選手たちもよく頑張っていた。体力差的なところじゃないかな。敗因はリバウンドのとられ。それを抑え込むだけの力がなかった。そこと2対2でやられた。スクリーンを懸けられて落とされる、というプレーを分かっていたのに何度もやられた。後半はバテてしまった。北浦がちょっと退場しちゃったのがね、下3人の中の攻撃の大きな要だから。ちょっとファウルなのかな?っていう判定はあったけどね。負けは負け。2位決定戦のところで勝つしかない」
千葉主将
「単純に悔しい。勝てた試合だと思う。まだ2位であと2勝すれば入替戦に行けるので下向いててもしょうがないし次に備えて全員で修正していこうと思う。集中力が続かなかったのが原因かなと思う。後半足が止まってしまった。相手は結構人数いて変えてきたりとかしてたのに、こっちはメンツ決まってきててリキ(北浦)もファイブアウトになっちゃって苦しい状態が続いた。そこでディフェンス、リバウンド頑張んなきゃいけないのに逆に取られちゃったりしてたので勝つためにディフェンス、リバウンド頑張ろうって言ってたのにそれができなかったのが敗因だと思う。ディフェンス、リバウンドとイージーシュートをしっかり集中してやる。今日の試合で直さなきゃいけないところはわかったので全員でやっていく」
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