
アウェーの雰囲気にのまれ慶大に完敗/関東学生秋季1部リーグ戦
アウェーの雰囲気にのまれた。前半13分、相手FWがスクープに反応。ワントラップからの豪快なシュートはゴール左隅に突き刺さった。このゴールで慶大側の雰囲気が明らかに変化。練習試合でもほとんど負けたことがなかった慶大に、勝利への期待感をつくり出されてしまった。慶大が前半唯一といっても過言ではない決定機を決めた一方で、明大は前半5回あったPC(ペナルティーコーナー)のチャンスを全て外した。これが決め手となり、後半流れは完全に慶大に。後半9分、17分に痛恨の2失点。大声援に後押しされた慶大の勢いを止められなかった。
完璧な立ち上がりを見せた。豊富な運動量から局所で数的有利を生み出す理想的なホッケーで主導権を握り、インターセプトからの速攻で何度も決定機をつくった。高い支配率はもちろん、前半だけで5本ものPCを獲得。実力差を見せつける展開が続いた。それだけに、前半に決めきれなかったことが悔やまれる結果になった。
最大の目標に向け動き出す。前節に引き続き内容で上まわりながらの敗北に、試合後安部雄貴主将(商4=横田)は「もう1回一から」と再出発を誓った。まずは「絶対に落とせない」法大戦で勝負弱さを克服してみせる。背水の陣で挑む次戦に勝利し、インカレへ弾みをつけたい。
[萬屋直]
試合後のコメント
安部主将
「結果が全てです。最初の入りは良かったんですけど、結果が1-3。弱いということですね。前半『行ける』とみんな思っていたと思うんですけど、気の緩みというか、そういうところで打ち込まれて簡単なミスでの失点につながったと思います。アウェーの雰囲気は勝敗とは関係ないです。その中でもやっていかないといけないので。今回の負けはいい経験になりました。PCが決まらなかった原因は練習が足りなかったってことに尽きますね。これで負けてしまったので、次のインカレに向けて、もう1回一から一人一人やってくれたらと思います。もう上位リーグには上がれませんが、次勝たないと入れ替え戦に進んじゃうので次は絶対に落とせない。まずは勝ち切って、次のインカレにつなげていきたいと思います」
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