国武大に快勝 全勝で東女体大との大一番へ!/関東大学女子3部リーグ戦

 3部Bブロックの試合も残すところあと2試合となり、リーグ戦も終盤に差し掛かったこの日は国武大と対戦。序盤からチームのカラーである、ディフェンスからの速攻がさえ渡り相手を圧倒した。失点もわずか45点に抑え、1度も自分たちの流れを失うことなく77―45で勝利を挙げた。明日はブロック優勝を懸けた東女体大との大一番が行われる。

 スターターは、川副舞(理工3=富士学苑)、千葉美知瑠主将(文4=東京成徳)、伴真衣香(文3=東京成徳)、北浦彩加(国際3=大津)、萱沼史織(情コミ2=埼玉栄)。

 完璧な試合運びを見せた。開始わずか10秒余りで萱沼がシュートを決め幸先良く先制。その後も堅いディフェンスから繰り出される速攻などで、開始後およそ3分の間に11得点を記録した。外のシュートも好調で第1クオーターだけで3Pシュートを2本決めた川副、北浦が積極的にシュートを狙い、このクオーター2人で16得点を挙げた。「打っても打っても入らなかった桜美林のときと違って1本目がうまくいって良かった」と渡辺徹監督も笑顔を見せた。その後は得点ペースこそ落ちたものの、フリースローなどで確実に得点を挙げ、自分たちのペースで試合を進めた。何度か流れが悪くなりかけるシーンはあったが、そのたびにディフェンスで自分たちのリズムを取り戻し相手を引き離した。これまでは試合の中で自分たちの流れを継続できないことを課題に挙げていたが、見事にそれを克服した試合となった。最後には加藤葉月(営3=明大中野八王子)、橋本みなみ(商1=県立柏)も得点を挙げ、出場した全員が得点を記録。77―45と圧倒的な内容で勝利し開幕からの連勝を6に伸ばした。

 次戦はいよいよ東女体大との試合となる。お互い全勝で迎える明日の対戦。渡辺監督は「総合力は向こうの方が上」とあくまでチャレンジャーの立場であることを強調している。選手たちもチャレンジャーとして向かっていくことを宣言しているが「厳しいと思うけど勝つしかない」と千葉主将。2部昇格へ向けて、まずはブロック優勝を果たしにいく。

[松井嚴一郎]

試合後のコメント
渡辺監督

「今日は今までのリーグ戦通して1番いいゲームだった。オフェンスとディフェンスがかみ合っていた。今までの感じだと明日はどうかな、という感じだったけど今日やれたことは明日もできると思う。相手の3Pとでかい2人をしっかり抑えられた。桜美林のときと違って1本目が入ってうまくやれた。ひとまずここまでこれたのは良かった。総合的にも向こう(東女体大)の方が上。インサイドゴリゴリくるしシュートも今日の相手よりずっと確実。チャレンジャーとして挑むように言っている。ディフェンスとリバウンドをしっかりやりたい」

千葉主将
「ずっと50点以下に抑えようと言ってきていいディフェンスで50点以下に抑えられたのは良かった。やっぱりディフェンス頑張って速攻っていうのがカラーなのでそこがしっかり出せた。3ピリが悪いというのがずっとあって1ピリずつ集中するようにした。流れが悪くなったところで声を出してできた。いい流れで明日につなげられる。明日は厳しいと思うけど勝つしかない」


「ディフェンスで50点代に抑えることを目標にしていて今日はディフェンスがすごい良かった。流れもつかめていい試合だった。オフェンスリバウンドもそうだけどリバウンドがしっかり取れててよかった。(大きい選手が相手にいたが)他の上3人が小さくてどこかでミスマッチができるのでそこをうまく狙っていけた。(東女体大とは)1回練習試合をしていてそのときは負けているのでチャレンジャー精神でいきたい。今日以上に動けるセンターもいるので気を付けたい」