筑波大に競り負け悔しい5敗目/関東大学1部リーグ戦

筑波大に競り負け悔しい5敗目/関東大学1部リーグ戦
 惜しい敗戦となった。対戦相手は、春のトーナメント戦で準優勝した筑波大。序盤はディフェンスが効果的に働いて点差は開かない。しかし皆川徹(営4=京北)のファウルが重なったことが響いた。第3クオーターで負ったビハインドを追い上げ切ることができず、64―74で敗れ、リーグ戦での成績は2勝5敗に。翌21日は今年から1部リーグで戦う法大を相手に迎える。

 スターターは會田圭佑(法2=市立柏)、吉本健人(法3=藤枝明誠)、中東泰斗(文4=光泉)、伊澤実孝(政経3=愛産大工)、皆川。

 始めは一進一退だった。17日の対国士大戦で手応えをつかんでいたディフェンスがこの日も光る。相手チームで得点源となっている杉浦(筑波大)1人をマンツーマンでマークし、他4人でゾーンディフェンスを組むという変則的なディフェンスの形を取った。これが効いて点差は開かない。第2クオーターではアウトサイドからの攻撃が増え、明大が押す流れに。5分が経過したときに中東が決めた3Pシュートで一時は同点に追い付いた。
 しかし相手の厳しいディフェンスもあり、そこから勢いには乗れない。第3クオーターで、インサイドでのプレーで得点源となっている皆川が4回目のファウルを告げられてしまった。それによってディフェンスが制限され、このクオーターで点差を離されてしまった。
 それでも第4クオーターまで食らいつく。吉本が試合を通して5本目の3Pシュートを決めるなどの活躍を見せた。しかし要所でターンオーバーが目立ち、追い付くことはできなかった。結局は64―74の10点差。悔しい敗戦となった。

 「徹(皆川)が4つファウルしたのが痛かった」(塚本清彦ヘッドコーチ)。バスケットボールでは、1試合のうちに5回ファウルを宣告されると退場になり、コートには戻れない。この試合では第3クオーター中盤に、皆川が4つ目のファウルを取られた。インサイドの支柱である皆川の退場は避けたい。そのため、そのファウル宣告後にいったん皆川はベンチへ。ここでC(センター)を務められる控えの層が薄く、第3クオーターの失点につながった。皆川自身も「2つ目か3つ目あたりのファウルはちょっと気を抜いていた部分がある」と反省し、悔しがった。

[渡辺由理佳]

試合後のコメント
塚本ヘッドコーチ
「今日の試合は、やるだけのことはやったけど、徹(皆川)が4つファウルしたのが痛かった。徹(皆川)のいる、いないはすごく大きい。こっちの変形のゾーンが効いていて(第2クオーターで)追い付いたところで押し切りたかった。こっちはリードしながらやりたかった。第3クオーター我慢して6点差くらいであれば、最後逆転して勝つというこっちのシナリオ通りだった。筑波大は能力が高いから、そこをどう能力を出させないようにするかがポイントだった。杉浦(筑波大)とかが向かっていくプレーに対してアジャストできてなかった。そこは今度(再び筑波大と対戦する)試合が20日後にあるからどうやって修正するか」

中東
「(前半から仕掛けていったが)前半はディフェンスが効いていたけれど、後半のいいところで相手に走られて点を取られてしまった。(少しずつチームの状況が上向きになっているように感じるが)キャプテンとして、チームへの責任を感じている。チームは良くなってきていると思うので、2周目で勝てなかった相手に勝てるように引っ張っていきたい」

皆川
「個人的にはファウル取られて悪い流れになってしまって、そこが悔しい。どうファウルを使うかというのは修正しなきゃいけないと思う。2つ目か3つ目あたりのファウルはちょっと気を抜いていた部分があるので、そこは反省しなければいけないところ。(ディフェンスは)相手の杉浦(筑波大)をどう抑えるかというのが今日の課題だった。そういった部分はできたと思う。けれど、今日は流れが悪くてそこで持っていかれてしまったので、次やるときは流れを悪くしないように頑張りたい。集中力を切らさないことと、相手の弱点とか弱いところをどんどん攻めていって、相手に流れを渡さないことを次の課題にしたい」

伊澤
「(第1クオーターからゾーンディフェンスで仕掛けていったが)馬場(筑波大)と杉浦(筑波大)が得点源になっているので、その2人を抑えるためのディフェンスをした。最初はそれが効いていて、点差が離れなかった。でも、後半は疲れもあって、守り切ることができなかった。筑波に走られて簡単に点を取られたのに対して、自分たちはターンオーバーが重なってしまった。1試合を通してやるべきことがやり切れていない。(外からシュートする機会が増え、得点も伸びているが)昨年は外から打てる選手が多かったし、中を1人でやっていたので、打つ機会があまりなかった。今年は皆川さんがいるので、外から打つ機会も増えた。高校の頃は外からもシュートを打っていたし、いまはそればかり練習している。中東さんがボールを持つと、自分のマークが甘くなるので、得点が伸びている」

吉本
「今日は前の試合にディフェンスが皆出来ていて良かったのでそれを継続しようっていうので、まずディフェンスをしっかりしようということで試合に臨んだ。完璧とはいかなかったが、抑えられた方だと思う。これからにつながっていけばいいと思う」

  

  

  

  

  

  

 

  

  

  

  

  

 

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

    

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

    

  

  

  

  

  

  

  

  

  

◆第90回関東バスケットボール1部リーグ戦日程表◆
日時 対戦相手 会場 結果
9/6(土)14:20~ 対慶大1回戦 代々木第二体育館 ●明大55―80慶大
9/7(日)14:20~ 対専大1回戦 代々木第二体育館 ○明大75―60専大
9/10(水)14:20~ 対白鴎大1回戦 大田区総合体育館 ●明大48―60白鴎大
9/13(土)14:50~ 対青学大1回戦 郡山総合体育館 ●明大52―75青学大
9/14(日)13:50~ 対東海大1回戦 郡山総合体育館 ●明大39―59東海大
9/17(水)14:20~ 対国士大1回戦 大田区総合体育館 ○明大74―59国士大
9/20(土)12:40~ 対筑波大1回戦 専大生田体育館 ●明大64―74筑波大
9/21(日)11:00~ 対法大1回戦 専大生田体育館 ○明大72-54法大
9/27(土)16:00~ 対拓大1回戦 代々木第二体育館 ●明大54-78拓大
10 9/28(日)14:20~ 対慶大2回戦 代々木第二体育館 ●明大53―58慶大
11 10/4(土)11:00~ 対専大2回戦 つくばカピオ ○明大55―53専大
12 10/5(日)11:00~ 対白鴎大2回戦 つくばカピオ ○明大58―51白鴎大
13 10/11(土)12:40~ 対筑波大2回戦 日体大世田谷体育館 ●明大39―61筑波大
14 10/12(日)11:00~ 対法大2回戦 日体大世田谷体育館 ○明大69―56法大
15 10/18(土)16:10~ 対国士大2回戦 明大和泉体育館 ●明大68-76国士大
16 10/19(日)17:40~ 対青学大2回戦 明大和泉体育館 ○明大99―90青学大
17 10/25(土)16:10~ 対東海大2回戦 東海大湘南体育館 ●明大75―105東海大
18 10/26(日)16:00~ 対拓大2回戦 東海大湘南体育館 ●明大71―74拓大
19 11/1(土)12:40~ プレーオフ1回戦 代々木第二体育館 ○明大69―55慶大
20 11/2(日)12:40~ プレーオフ2回戦 代々木第二体育館 明大-国士大
◆第90回関東大学バスケットボール1部リーグ戦星取表◆
東海大 青学大 明 大 拓 大 筑波大 白鴎大 専 大 慶 大 国士大 法 大 勝敗 順位
東海大
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
18勝
青学大
●●
○●
●○
○●
○○
○○
○●
○○
○○
12勝6敗
明 大
●●
●○
●●
●●
●○
○○
●●
○●
○○
7勝11敗
拓 大
●●
○●
○○
○●
○○
○○
○○
●●
○○
12勝6敗
筑波大
●●
●○
○○
●○
○●
○○
○●
○○
●○
11勝7敗
白鴎大
●●
●●
○●
●●
●○
○●
●●
●●
●〇
4勝14敗
専 大
●●
●●
●●
●●
●●
●○
○●
●●
●○
3勝15敗
10
慶 大
●●
●〇
○○
●●
●○
○○
●○
●●
○○
9勝9敗
国士大
●●
●●
●〇
○○
●●
○○
○○
○○
●○
10勝8敗
法 大
●●
●●
●●
●●
○●
○●
○●
●●
○●
4勝14敗
全日程終了