手痛い連敗 我慢の時間が続く/秋季関東大学1部リーグ戦
明大のバレーができないまま終わった。先週も春季リーグで12位の筑波大にストレートで負け、意識改革に取り組んでいる最中に行われた試合だった。スタメンに竹内が加わり臨んだ学芸大戦。序盤は濱中俊生(商2=弥栄)が得意のバックアタックで得点を重ねていく。しかし徐々に学芸大に攻略され大量得点とはならず、リードを保つことができなかった。6―6の同点の場面で瀧野頼太(政経3=創造学園)が好レシーブを見せ、明大の軸である「拾ってつなぐバレー」でつないだラリーで客席を沸かせるも最後は学芸大がブロックで制した。その後もセンター陣のブロックが思い通りに決まらず21―25と差を詰めることができなかった。
続く第2セットからの巻き返しを図る明大だったがブロックに阻まれいきなり失点。目に見えて調子を落としていく明大とは裏腹に学芸大はサイドからの攻撃で点差を広げていく。小野寺徹(営3=東洋)のクイックや濱中のフェイントなど好プレーも見られたが、試合を支配しきれない。結局3点の差をひっくり返せず22―25でこのセットも落とした。
追い詰められた第3セットでは川村を投入。「声を掛けることはできた」(川村)。川村のスパイクで点差を縮めた。しかし依然ブロックは不発で、相手センターの攻撃に飛べなかった。白星を目の前に勢いを増した学芸大に「自分のプレーができなかった」(竹内)。サービスエースで学芸大をマッチポイントに押し上げてしまい、自分たちのミスに苦しんだ。結局18―25と大きく離され試合終了となった。
先週に引き続きストレート負けとふがいない結果となってしまった。秋季リーグも折り返しまできた。明日の日体大戦が秋季リーグの最終順位を左右する。素早い攻撃を武器に必ず勝利をつかみ取りたい。
[荒井希和子]
試合後のコメント
杉本匠(政経4=聖隷クリストファー)
「試合前のミーティングで、相手うんぬんよりも、なぜ試合に対して負け試合するのかというのを考えたが、はっきりしないまま試合を迎えてこんな結果になってしまった。雰囲気も正直最悪で勝ちたいという気持ちが根本から感じられない。改善するのは一筋縄では行かないと思うけれど、まず自分たちのことを調べたりして、チーム内にある膿を取ってまっさらに戻すようなことをしないといけない。明日の日体大がどうということよりも、なぜこうなったのかを4年生から1年生まで意見を出して、何が悪いのか見極めなければいけない」
竹内
「自分が入ることでコート内の雰囲気を変えようと思ったが、いい影響をもたらすことができず悔しい。技術的なミスも多く、自分のプレーができなかった。だから声を出して盛り上げられなかった。今のレギュラーは4年が少なくて3年が多い。その中でチームの目標があまり全体に浸透していない感じはある。練習では得点は気にせず、ミスを徹底して直すことを意識したが試合は真逆。ミスはすぐ切り替えて得点したら盛り上がることが必要。しかし先週の試合も今日の試合も連続失点で悪い流れを引きずってしまうことが多い。必要なピースをひとつづつでも埋めていかないといけない。まずは明日の試合で良い流れを取り戻したい」
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