中大に強さ見せつけ快勝!/関東学生秋季1部リーグ戦

2014.09.20
 圧倒的な強さで快勝を収めた。本日の相手は今季筑波大に勝利を収めたりと波に乗っている中大。前半はスタメン出場の7人が勢いあるプレーで突き放し、9点差で折り返す。点差の開いた後半は控え選手が出場し経験を積み、33―21で白星を飾った。次戦の早大などこれから続く強豪校との対戦に向け、勢いづける結果となった。

 スタメンが格下相手に力の差を見せた。「立ち上がりから良かった」(松本勇監督)と、堤由貴主将(営4=洛北)のロングシュートを皮切りに6連続得点で出だしから突き放す。その後坂倉健介(政経4=市川)や東謙佑(法3=法政二)のロングシュートや、田中周平(商3=長崎日大)のカットインなどで点差を離していった。エースの堤や吉野樹(政経2=市川)だけでなく、スタメン全員がそれぞれの持ち味を出し圧倒した。ディフェンス面でも6人が連携した守りで、中大にシュートを打たせない。キーパー藤本寛史(営3=法政二)のナイスセーブも重なり、枝とキーパーの息のあった見事なディフェンスを見せた。松本監督も「前半を8点で抑えられたというのは上出来」と満足の表情だった。
 9点差から始まった後半は、控え選手を多く起用した。前半メンバーが点差をつけたことでベンチ入りした全員の選手が出場。実践で経験を積んだ。しかし松本監督は「まだまだ」と評する。先を見据え「来季のリーグ戦のために経験を積ませたい」と、点差が開かなくとも下級生を出す。チーム全体の底上げを図っている。それでも下級生も健闘し、最終スコアは33―21。活気あふれるプレーで快勝を収めた。

 次はいよいよ早大戦だ。現在無敗で優勝街道をひた走っている王者相手に「ずっとやってきた守って速攻」(松本監督)で食らい付いていく。「自分たちのプレーを自分たちのペースでやる」(堤)ことが勝利への近道だろう。ここまでの戦いで得たものを生かし、白星をつかみにいく。リーグ戦3連覇中の早大を止めるのは、明大しかいない。

[保屋松彩佳]
 
試合後のコメント
松本監督

「立ち上がりが良かった。シュートミスはあったけど、ディフェンスは守れていた。中大の攻め方は分かっていたので、しっかりと守ることができた。前半を8点で抑えられたというのは上出来。サイドの19番が得点源ということは分かっていたので、マークさせて、絶対に打たさないようにした。あとは藤本も良かった。(坂倉のスタメン起用は)東海大戦と順大戦で良かったからね。春のブランクはあったが、4年生ということでやる気も気持ちもすごくある。上から打てるところがいい。頑張っていると思う。小島も4年生で頑張っているので、もっと出したいとは思っているが。今日は控えの選手を出すことができた。でもまだまだ。出たときに何をしないといけないかを教えていかなければいけない。来季のリーグ戦のために経験を積ませたくて、今日は全員出せたので良かった。普段練習もしてるので、出せる機会があるなら出したい。今まではまあ順当にやってきたが、明日以降がヤマ場。明日の早大戦はずっとやってきた守って速攻で戦うしかない。セットではそんなに取れないだろうし。自分たちのペースで、自分たちのカラーを出せれば戦える。長いこと勝ってないのでそろそろ勝ちたい。ディフェンスとキーパーが当たればいいところまでいける」

堤主将
「相手が速攻でやってくるが、そのペースに飲まれないように挑んだ。ディフェンス面では、松本監督に言われたことができた。でももう少し失点を抑えて、決めるところを決めなければいけなかったと思う。(次の早大戦は)まず守って速攻。そして自分たちのプレーを自分たちのペースでやる。ホームなので負けられないので、絶対に勝ちます」

田中
「残り4戦は落とせないと臨んで、点差つけて勝てたので良かった。でもシュートミスとかもあったので、もう少し楽に勝てる試合だったと思う。今日の相手のディフェンスが間があいててプレッシャーを掛けてくるタイプだったので、自分の持ち味である1対1で点を取りにいった。次の早大戦はホームで、今日の前半みたいなプレーをしたい。悪い流れの時間もあると思うけど、そこを我慢して自分たちのペースで戦う。今日はもう少し点が取れたと思うので、明日はもっと点を取ってチームに貢献したい」