慶大に逆転負け 開幕2連敗/関東学生1部秋季リーグ戦

 秋季リーグの第2節が行われ、慶大相手に14-24で敗北した。前半は慶大に2本のFG(フィールドゴール)を決められる。前半終了間際にRB#22郡山淳(営4=桐蔭学園)がTD(タッチダウン)とTFP(トライフォーポイント)を決めて逆転し7-6で折り返す。後半も開始直後に攻め、TDを奪い追加点を広げるがその後攻撃陣が慶大の守備陣に抑え込まれる。守備陣も後半にTD2本とFG1本を立て続けに奪われ逆転負け。開幕2連敗とリーグ制覇へ窮地に立たされた。

 一瞬のスキを突かれた。「ディフェンスが詰め切れなかった」(LB#柳龍太郎主将・営4=日大三)と3Q(クォーター)の追加点直後のディフェンス。慶大はQB#高木(慶大)を中心にパスプレーでエンドゾーン付近まで運ばれると高木からWR#八木(慶大)へパスを通されTDを奪われる。さらにTFPでも2ポイントコンバージョンを決められ同点となり相手に流れを渡してしまった。

 得意のプレーを封じられた。「ランが出なさすぎ」と岩崎恭之監督は振り返った。「ランの明治」と呼ばれランプレーを得意としている明大だがこの日はランで77ヤードしか稼げず特に後半は好機を多く演出できなかった。慶大の206ヤードと比べるとこの日は明大の伝統が影を潜めた。
 それでも攻撃はうまくつながった。前半終了間際にQB#15廣瀬湧基(商4=足立学園)がパスプレーを中心に組み立て最後は自分で運びエンドゾーンの6ヤード手前で攻撃権を獲得。ここでRB#22郡山淳(営4=桐蔭学園)が敵陣をかいくぐりTDを決め同点。WR#89山田修平(法2=大宮)がTFPでキックを決め逆転に成功した。

 もう負けられない。開幕2連敗スタートで優勝が遠のいた。しかし優勝の可能性が無くなったわけではない。「挑戦者として戦っていきたい」と岩崎監督。次戦の日体大戦は得意のランプレーを中心に何が何でも白星を掴み取り優勝へ向けて突っ走る。

[常光純弘]

試合後コメント
岩崎監督

「春からの課題であるオフェンスの決定力不足がもろに出たということ、それからこれだけミスしたら勝てる試合も勝てなくなってしまう。そういう基本的なところで負けてしまった。それで最後の最後でつかみ切れない。一番やってはいけないミスをやってしまった。第3Qまではよくやっていたけれど、やっぱり最後の最後で詰めの部分で決め切れたかどうかの差だった。ディフェンスはよく頑張っていたと思う。オフェンスはまずランが出なさすぎ、それからQBのパスも詰めて、ランもマークされてきているのでそれ以外の決め手をつくっていかなければいけない。2連敗したけれど切り替えるしかない。もう余裕はないので、次を落とさないことを考えています。このままズルズルいくことが一番良くない。うちは強くないことが証明されたから今後は一戦一戦、挑戦者として戦っていきます」

柳主将
「前半の点はゲームプラン的には問題なかったが3Qでディフェンスが詰め切れなかったところが厳しかったと思う。4Qでは士気が下がったとかはなかったが自分たちがやろうとしたことに対して一つ一つのプレーが相手の方が上手だった。気持ちのフットボールしかないので2週間でどれだけ僅差の試合で勝てるかということテーマに練習してきた。次戦ではどんな形でもどんなやり方でも勝ちたい」

廣瀬
「早大に負けてから雰囲気が良くなった。しっかり練習をしていたと思うが、最終的には自分のミスが一番響いた。自分のせいで負けたと思う。自分は二つ、チームとしても三つ、ターンオーバーを許してしまった。ディフェンス陣はしっかり守ってターンオーバーとかしてくれた。自分たちの気持ちが切れていたわけではないが、慶応は接戦の時にしっかりできていた。競っている時にミスをしないで、逆に一発持っていけるように。TDできたことは良かったと思うが、逆転した後に逆転された。前回の早大戦もそう。その後に取れないで終わってしまった。初戦と二つ目を落としてしまったが、自分は4年生でQBなのでチームを勝たせないといけない。残り全勝できるように頑張っていきたい」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
慶大 1Q9:37 29yds FG #15手塚 ―――― 0―3
慶大 2Q3:58 24yds FG #15手塚 ―――― 0―6
明大 2Q11:08 6yds RUN #22郡山 K #89山田 G 7―6
明大 3Q4:22 3yds RUN #22郡山 K #89山田 G 14―6
慶大 3Q9:10 14ydsPASS #18高木→#81八木 P #86柴田 G 14―14
慶大 4Q6:46 28yds FG #15手塚 ―――― 14―17
慶大 4Q9:45 1ydsRUN #1高木 K #15手塚 G 14―24
明大 慶大
◆慶大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 2-2 1-1
(2点)回数-成功 0-0 1-1
フィールドゴール 回数-成功 0-0 3-3
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 11(5-4-2) 19(8-9-2)
パス 試投-成功-INT 13-10-1 23-15-1
獲得ヤード 76 142
ラン 回数-獲得ヤード 37-77 41-206
攻撃 回数-獲得ヤード 50-153 64-348
反則 回数-喪失ヤード 3-25 9-80
ファンブル 回数-喪失回数 2-2 1-0
3rd DOWN CONV. 62% 8/13 38% 5/14
4th DOWN CONV. 50% 1/2 67% 2/3
ボール所有時間 24:16 23:44