またも早大に敗戦 5年連続の2位に終わる/東京六大学リーグ戦

2014.09.16
 またも早大に阻まれた。今年で18回目を数える六大学リーグ戦で、明大は4勝1敗の2位に終わった。最終戦の早大戦では4試合目まではチームカウント2-2の五分だったが、その後連敗を喫し牙城を崩すことはできなかった。

 早大の壁は厚かった。今年も全勝同士で迎えた最終戦の明早戦。1、2試合目は藤山徳馬(営2=池田)、喜多雄介(政経3=三井)が互角の戦いを見せたが僅差で敗戦。その後2つ取り返したものの5試合目、6試合目は完敗を喫し、この時点で敗戦が決定。5年連続の2位に終わった。

 収穫もあった。2、3年生主体で臨んだこの大会で、主力はしっかりと結果を残した。特に優秀選手に選ばれた寺田靖也(農2=八千代松陰)は3戦3勝。試合内容でも相手を圧倒し、確かな実力を見せた。同じ2年生の大山博貴(営2=仙台育英)も早大戦で勝利を挙げるなど活躍し、2年生コンビが存在感を示した。中出幹児監督は「成長している。来年こそはという思いがある」とチームとしての手応えを感じている。

 来年の関東リーグ戦はこの大会のメンバーが主力になってくる。その中で、早大と競り合うことが出来たことは大きい。近年、団体戦ではあと一歩の状況が続くが、来年こそ飛躍の年になるか。チームとしての今後に期待だ。[本永雅敬]

試合後のコメント
中出監督

「打倒早稲田と言ってははいたけど、いいところを見せられなかった。進歩はしているが、あと一歩というところ。今までは(チームカウントが)1-7とかで負けていたのを3-5だからね。早稲田にはどの競技もそうだと思うけど、特別な思いがある。1、2年生も成長しているし、来年こそはという思いがある。打倒早稲田を目指してやっていきたいね」