大接戦の末 東海大に引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦

2014.09.15
 勝ち切ることはできなかった。春季リーグ戦で敗戦を喫し、そのリベンジに挑んだ東海大戦。オフェンスで勢いに乗れず序盤から接戦となり、同点で折り返す。後半も些細なミスから流れをつかみ切れず、29―29で試合終了。勝利には一歩届かなかった。

 流れを引き寄せられなかった。最初のプレーの東海大のポストパスをカットすると、そのまま速攻で運び岩上義之(政経3=氷見)が決め先制。しかし「ミスが多かった」(堤由貴・営4=洛北)と、パスミスやシュートミスなどからなかなか得点を挙げられない。また前戦で得点源となった「守って速攻」も「高めに当たってきたので崩せなかった」(堤)とあまり機能しなかった。それでもエース堤の際どい角度からのサイドシュートなどで食らいついていった。
 しかしディフェンス面では「セットディフェンスはしっかり守れていたと思う」と堤主将。相手のステップに足でついていき、オーバーステップなどのミスを誘う守りを見せた。オフェンスに勢いのある東海大を簡単に攻め込ませず、得点が挙げにくい中でも離されることはなかった。春から「ディフェンスが全然駄目」(松本勇監督)といわれてきたが、練習の成果が出てきたのだろう。このまま次戦以降も堅い守りを見せていきたい。

 昨秋から2季連続での敗戦を喫していた東海大。勝つことはできなかったが、なんとか引き分けに持ち込むことはできた。次の相手は中大。杉岡(中大)を中心に得点を重ね、今季勢いのあるチームだ。昨秋は1点差、今春は3点差での勝利と接戦となっており、決して油断はできない。この中大戦を快勝で収め、以降続く強豪校との対戦に弾みをつけたい。

[保屋松彩佳]

試合後のコメント
堤主将

「今日の試合はミスが多かった。東海大の高いディフェンスに対して、ボールをもらう前の動きをしようと挑んだが、センターがあまり機能してなくて止まった動きになってしまった。今日の明大のディフェンスは、セットディフェンスはしっかり守れていたと思う。速攻は高めに当たってきたので崩せなかった。次の相手の中大は乗っているので、その勢いに飲まれないようにしっかり守って速攻ができたら、自分たちのゲームができたら苦しむ相手ではないかなと思うので、自分たちのゲームを意識してやっていきたい」