
100点ゲームで圧倒 文教大を下し開幕4連勝/関東大学女子3部リーグ戦
スターターは、川副舞(理工3=富士学苑)、千葉美知瑠主将(文4=東京成徳)、儀保梓(政経3=那覇)、伴真衣香(文3=東京成徳)、北浦彩加(国際3=大津)。
会心の勝利だった。立ち上がりは放った6本のシュートがことごとくリングに嫌われ、悪い雰囲気が漂う。しかし、開始1分40秒に初得点が生まれるとペースをつかみ、ここからの5分間で16得点。ディフェンスも機能しこのクオーターを6失点に抑え、23-6と大量リードを得た。前回崩れてしまった第2クオーターも集中が切れることはなく、攻守にさえ渡る。北浦を中心にリバウンドを押さえ、そこから鮮やかな速攻を何度も見せた。51-14とリードを広げ、前半で試合を決定づけた。メンバーを替えながら戦った後半は、ミスやディフェンスの緩みに付け込まれ、相手にも得点が決まり出す。それでも打ち負けることなく得点を重ねた。最終スコアは101-55と100点ゲームの快勝だった。開幕から3連勝していながら納得のいくバスケができずに苦しんでいた選手たちであったが、この日は笑顔がこぼれた。
全員で勝利をつかんだ。この試合は選手全員が出場を果たした。出場機会が多くはない橋本みなみ(商1=県立柏)に得点が生まれると、ベンチは大いに盛り上がった。「今日は全員出ることができたのは良かった」と渡辺徹監督。選手も「みんなで戦い、自分たちのバスケができた」(北浦)など、全員で戦えたことへの手応えを口にした。100点ゲームにも関わらず、20得点以上の選手はいなかった。代わりに最多16得点の伴を筆頭に6人の選手が2桁得点を記録。この数字が今日の試合を物語っていると言えそうだ。
リーグ戦も4試合を終え、Bブロックではいよいよ上位対決が始まる。明日の桜美林大との一戦は、お互い4連勝中と全勝同士の対決となった。「全員で勝ちを狙っていけば絶対に勝てる」(儀保)と選手は自信をのぞかせる。2部昇格の目標を果たすのに、ここでつまずいてはいられない。まずは、ブロック優勝に向け一戦必勝で戦っていく。
[尾藤泰平]
試合後のコメント
渡辺徹監督
「今までの3試合が悪かったというか納得のいかないものだったが、そういう面からするとディフェンスとかも何とか頑張れたかなと思う。ただ後半3ピリとかで、前回の試合みたいにちょっとしたミスやイージーシュートを打たせてしまうところから相手を調子に乗せてしまったのは良くない。そういうところをしっかりやらないと明日や来週の試合は厳しくなる。今日は全員出ることができたのは良かった、萱沼も少し動けるようになってきた。松本も今まで本来のプレーができてなかったが、やっと思い出したというかいいプレーができてきて、戦力に数えられるようになったかな。明日以降は相手のレベルもあがり、外からのシュートももっと正確になってくる。3ピリみたいにならずに、相手をしっかり捕まえてシュートに反応するようなディフェンスをできるようにしたい」
千葉主将
「出だしが今まで悪かったけど、今日は悪かった中でそこから立て直して行けたことと、今までブレイク、速攻を出すのがカラーだったのに出せてなかったのが今日は出ていたこと、それは前の3戦に比べて良くなってきたところだと思う。(明日対戦する)桜美林大は負ける相手では絶対ないと思う。けれど、気を抜いていたら負けちゃうと思うし、桜美林大は結構今までいい試合をしてきているので、気は絶対抜けない。相手が3Pシュートを得意としてやってきているので、絶対3P打たれないようにすることを一番意識して、あとはチームディフェンスを心がけたい。自分たちのカラーがしっかり出せるように頑張る」
北浦
「出だしがよくなくて我慢の時間が長かったが、リバウンドも取れてだんだん点が入るようになってきて、途中相手に流れを持っていかれた時間もあったが、最後は自分たちの流れで終えられて明日につながる試合になったかなと思う。明日以降の相手だと流れを渡してしまうと、再び自分たちに持ってこられないかもしれないので、もっと集中を持続できるようにしたい。勝因はリバウンドとシュートを気持ちよく決められたことだと思う。また、みんなで戦い、ある程度は自分たちのバスケができた。まだまだだと思っているが、リバウンドも取れたと思う。前半はしっかり守れたが、3クオーター4クオーターでやられてしまったところがあるので、そこは反省しなきゃいけない。明日からまた気を引き締めて、自分たちがやってきたことを出せるようにしたい」
儀保
「チームとして先週と先々週はすごく悪かったが、今日も最初の1、2分は悪いかなという感じがあったがその後立て直して自分たちのバスケができたので良かったと思う。リバウンドを押さえることができたのと、ディフェンスでしっかりプレッシャーをかけて速攻に持っていけたのが良かったなと思う。チーム的にはすごく良かったが、今日は個人的にはすごく悪かった。開始1、2分でも自分のところが穴になっていて、乗っていけなかったところがあるので、もっと自分がディフェンスを最初から締められるようにしないといけないなと思う。明日からはどこもいいバスケをする相手になるが、自分たちのバスケをして全員で勝ちを狙っていけば絶対に勝てる。今日はチーム全員で戦うことができた。今日みたいに全員で戦って勝てればいいなと思う」
松本真衣(理工1=鵬学園)
「最近自分で攻めるというより味方にパスすることしか考えていなくて、自分で攻めようとしていなかったけど、今日は監督とかにも攻めろ攻めろと言われて、いつもよりも攻め気が出てできた感じかなと思う。残り3戦、大事な試合なので(明日の対戦相手の)桜美林大は外からたくさん打ってくる人たちが多いので、3Pシュートを打たせないようにして、自分たちのプレーをして攻めることができたらと思う」
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