危なげなく2勝を挙げ開幕4連勝/秋季関東学生1部リーグ戦

2014.09.10
危なげなく2勝を挙げ開幕4連勝/秋季関東学生1部リーグ戦
 開幕4連勝を飾った。第3戦と第4戦が行われ、法大を4―0、駒大を4―1で破った。神巧也(政経4=青森山田)がシングルスで2戦2勝するなど危なげなく勝ち取った。この2試合で全員が試合に出場し明日へ弾みがついた。

[法大戦]
 法大を全く寄せ付けなかった。初戦で早大を倒した実力のある相手にストレート勝ち。1番手を任された町飛鳥(商2=青森山田)の相手は7月の関東学生選手権でランク入りの経験を持つ尾留川(法大)。第1ゲームを落とすものの、次のゲームからレシーブから相手の攻撃に圧力をかけるなどをし主導権を握った。2番手の有延大夢(商2=野田学園)は前日の敗北から「切り替えてやるしかない」と前を向いた。試合序盤、相手の阿部(法大)のしゃがみ込みサーブに苦戦するも徐々に対応。ミスを恐れず果敢に攻めを貫いた姿勢が勝利を呼んだ。その次の神は前日の受け身になっていた試合から一転して攻め続け3―0と快勝すると、平野友樹主将(商4=野田学園)と有延のペアのダブルスもこの流れに乗って勝利した。

[駒大戦]
 1番手を任されたのはここまで負けなしの平野。大きなラリーが続く場面で「状況判断ができている」と冷静に試合を運んだ。3セット目でもサーブで相手を崩し見事なストレート勝ちを見せた。続く2番手の松下海輝(商3=希望が丘)は松田(駒大)のサーブに翻弄(ほんろう)され思うようなプレーができず敗北を喫する。しかし3番手岡田崚(商4=愛工大名電)が再び流れを引き寄せた 前日の日大戦に引き続きストレートで勝利を収めチームに勢いをつけた。そしてダブルスでは平野・有延組が途中1セットを取られるも安定した強さを見せた。そして明大の勝利を決定づけたのは5番手の神。日大戦ではチームに1勝をもたらすことができなかったが、その敗北で「チームの勝ち負けにこだわるということが再認識できた」。「松下が負けても絶対5番で勝とうと思った」と3セット目はジュースの激しい戦いを落としたが最後まで流れを手放すことなく試合を決めた。

 明日は専大戦、早大戦のダブルヘッダーが行われる。春季リーグでは専大に敗れ全勝優勝を逃し、インカレでは早大に苦しい戦いを強いられただけに緊張感が走る。この2戦を制すれば悲願のグランドスラムがすぐそこまで見えてくる。