
インカレ前最後の大会 2勝をつかみ6位となる/東日本学生リーグ戦
拓大との7回戦。2―4で迎えた七将・橋本明弥(政経2=足立新田)の山市(拓大)との一番。激しい当たりの立ち合いから相手に首をつかまれて崩され、不利な体勢となる。だが、とっさに体を後ろへ下げて相手を振りほどくと、前に出てくる相手に左へ避けて背中をはたき、技ありの突き落としを決めた。負ければ明大の敗戦が決まっていたが、巧みな相撲で白星をつかんだ。続く副将の武政進之介(政経3=埼玉栄)も体格の勝る相手に豪快な寄り切りを決め、連勝を果たした。最後の大将戦で齊藤佑弥(政経3=兵庫県私立市川)が敗れて4-5となり明大の敗戦が決まったが、上位校相手に勝利まであと一歩に迫った。「拓大と勝負になったことは選手たちに自信になる」(守重佳昭監督)と、インカレへ向けて内容のある試合となった。
最後の大会となるインカレまであと2カ月。橋本、森田拓巳(商1=流山南)といった下級生が出場して団体戦の経験を積み、昨年より1つ順位を上げたが「まだまだ勝ち切れないということはもっと頑張らないといけない」(小山貴雄主将・政経4=向の岡工)と選手たちは満足していない。序盤に4連敗を喫するなど、まだ上位校との差は大きい。目標となるインカレ優勝へ向け、一歩ずつ前進を続ける。
[森大輔]
試合後のコメント
守重監督
「実力的に勝って当たり前のチームが下にいて、それに勝っただけ、という感じです。(拓大との試合は)2つ勝っていて入れ替え戦というのはもうないから、思い切っていけと言って選手を送り出しました。東洋大、拓大、東農大はトップ校というわけではないけど、上位校には入るので今年ワンステップ上に上がるために、将来を占う一番になると思えと言って、送り出しました。あそこで勝ち切れないところがうちはまだまだ弱いと思います。今後インカレに向かって強化していきたいと思います。(インカレに向けて)拓大と勝負になったことは選手たちに自信になるし、星を取ったのもうちの5人のレギュラー陣に入るようなメンバーだったので、今後インカレに向けて少しずつレベルアップしていけば、拓大、東洋大、東農大あたりとは入れ替えられるのではないかなと思います」
小山
「(6位は)順当な結果だと思います。それでも最後は拓大に勝ち切りたかったですね。良い勝負をしていましたが、勝ち切れませんでした。その分、インカレにつながるような試合を取れました。(2年生以下が実践経験を積んだが)今回は(普段の5人制と違い)9人制ですし、(名和)闘志(政経2=埼玉栄)の調子が悪くても、後に入った(橋本)明弥がしっかり結果を出したし、チーム全体の力が付いてきたと思います。それでも、まだまだ勝ち切れないということはもっと頑張らないといけないです。(インカレに向けて)自分のできることをしっかりやって、チームの底上げを頑張っていきたいです。最後は優勝して笑って終わりたいです」
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