
渡邊涼太 銅3つ、笑顔で引退/日本学生選手権
渡邊涼 銅3つ、笑顔で引退
最後は笑顔で締めくくった。競技人生最後のレースとして臨んだ最終種目800mリレーで銅メダルを獲得し、仲間と共に表彰台に立った。「終わり良ければ全て良し。応援してくれたみんなのためにも、最後にメダルを取りたかった」。今大会400m、1500mと合わせ自身3つ目のメダルを手に、うっすらと涙を浮かべた。
大会最終日。リレーの前に行われた1500m自由形決勝では、ライバルでありチームの後輩でもある平井彬に真っ向勝負を仕掛けた。スタートから積極的に突っ込み、900mまで先頭をリード。しかし、最初から安定したペースを刻み徐々に順位を上げてきた平井彬に1000mで逆転され、そのまま約8秒差をつけられ3位に終わった。「もう少し抑えて入るつもりだったが、泳ぎ出したらいけると思った。でも途中で動かなくなってしまった」。電光掲示板で順位を確認すると、隣を泳いだ平井彬と握手を交わし勝利を称えた。
2年前のインカレでは1500m自由形で平井彬に次ぐ2位。二人揃って表彰台に上り、活躍を期待された。だが、その後は不調続きで狙っていた代表選考は2年連続で失敗。自信を失いかけていたが、6月のジャパンオープンで3位を歯切りに復調し、最後のインカレに懸けていた。「最後は彬嗣に勝って終わりたかった。勝負にならない時もあったけど、最後に本気でぶつかり合えたので良かった」。ラストレースに悔いは無かった。
今大会で選手生活には一区切りをつける。卒業後は公務員志望だというが、今後も「1500はもう泳げないけど、200mとか400mなら社会人スイマーとして泳ぎたい」と笑顔で話した。
最後は笑顔で締めくくった。競技人生最後のレースとして臨んだ最終種目800mリレーで銅メダルを獲得し、仲間と共に表彰台に立った。「終わり良ければ全て良し。応援してくれたみんなのためにも、最後にメダルを取りたかった」。今大会400m、1500mと合わせ自身3つ目のメダルを手に、うっすらと涙を浮かべた。
大会最終日。リレーの前に行われた1500m自由形決勝では、ライバルでありチームの後輩でもある平井彬に真っ向勝負を仕掛けた。スタートから積極的に突っ込み、900mまで先頭をリード。しかし、最初から安定したペースを刻み徐々に順位を上げてきた平井彬に1000mで逆転され、そのまま約8秒差をつけられ3位に終わった。「もう少し抑えて入るつもりだったが、泳ぎ出したらいけると思った。でも途中で動かなくなってしまった」。電光掲示板で順位を確認すると、隣を泳いだ平井彬と握手を交わし勝利を称えた。
2年前のインカレでは1500m自由形で平井彬に次ぐ2位。二人揃って表彰台に上り、活躍を期待された。だが、その後は不調続きで狙っていた代表選考は2年連続で失敗。自信を失いかけていたが、6月のジャパンオープンで3位を歯切りに復調し、最後のインカレに懸けていた。「最後は彬嗣に勝って終わりたかった。勝負にならない時もあったけど、最後に本気でぶつかり合えたので良かった」。ラストレースに悔いは無かった。
今大会で選手生活には一区切りをつける。卒業後は公務員志望だというが、今後も「1500はもう泳げないけど、200mとか400mなら社会人スイマーとして泳ぎたい」と笑顔で話した。
[奥村佑史]
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