早大に逆転負け 開幕戦黒星発進/関東学生1部秋季リーグ戦

 秋季リーグ戦が開幕し、早大相手に15-16で惜敗した。前半は早大にTD(タッチダウン)パスを2本通される。しかし、明大もRB#99赤津裕之(文4=日大三)が確実にFG(フィールドゴール)を3本決め、13-9で試合を折り返す。後半は序盤からペースを握るとRB#25寒川拓(商1=法政二)が一時逆転となるTDを決めるも終盤にFGを決められ逆転負け。開幕戦で敗戦を喫し、好スタートを切れなかった。

 相手に流れを渡してしまった。第4Q(クォーター)の早大の攻撃。第2Q以降無失点に抑えていた守備陣をかいくぐられた。WR#85鈴木(早大)へロングパスを通され一気に自陣まで攻め込まれる。「紙一重のプレーだった」と岩崎恭之監督はこのプレーを振り返る。その後エンドゾーン付近まで攻め込まれるとK#16佐藤(早大)にFGを決められ逆転を許しそのまま試合終了。逆転直後の攻撃シリーズで再逆転を許したことで流れをつかみ切れなかった。
 結果として痛いミスとなった。「キックを外したのが最後まで響いた。ミスをした方が負ける」と岩崎監督。逆転のTD後のTFP(トライフォーポイント)のキック。決めればさらに1点追加となった。しかしそれを決めきれずリードを2点にまでしか広げられなかった。1点差の敗戦だっただけに痛恨のミスとなってしまった。

 チームのスタイルが実践できないもどかしい時間が続いた。ランを主体とするチームだが前半エンドゾーン手前まで攻め込むも、FGで終える攻撃が続いた。「ランのチームとしては痛手」(岩崎監督)と前半はチームのスタイルを実践できず、上手く得点を重ねられなかった。
 それでも後半はチームのスタイルを取り戻した。「特に問題はなかった」(岩崎監督)という第3Qの攻撃。RB#22郡山淳(営4=桐蔭学園)のランを中心に敵陣まで攻め込むと、最後は寒川が中央を突破し逆転の13ヤードのTDラン。明大伝統のランプレーでエンドゾーンまでボールを運び、意地を見せた。

 今シーズンからリーグ編成が変わり、明大は昨年の秋季リーグ戦の各ブロック上位4校で編成されたTOP8に所属する。力が均衡するチームが多いため気が抜けない試合がこれからも続く。「また一から」(岩崎監督)と今回の試合出てきた反省点を見直しリーグ制覇へ巻き返す。

[常光純弘]

試合後のコメント
岩崎監督

「結果論だがキックを外したのが最後まで響いた。ミスをした方が負ける。相手は肝になる部分を分かっていて決めてきた。その差が出た試合だった。今日は接戦になると思っていたがミスをした方が負ける典型的な試合だった。あとは前半で後ろの核になる松崎(隆朔・政経4=日大三)が反則で資格停止になったのが痛かった。TDの場面は特に問題なくしっかり自分たちの攻撃ができた。パスなどはしっかり調整していかないといけない。昨年小形(平26政経卒)が抜けて一人で持って行けるRBがいないのが大きな違いかな。FGが3本あったけどそれも最後TDまで持っていけないところがランのチームとしては痛手だと思う。4Qのロングパスは紙一重のプレーだった。だがその前にパスは通ってないが後ろを抜かれる場面がいくつもあった中で決めきれた相手の方が一枚上手だった。次はまた一から。このような試合が続くと思うので星の潰し合いになる。まだチャンスが無くなったわけではないので全力でやっていきたい」

高橋輝ヘッドコーチ
「選手はよくやったと思う反面、後半になってようやくスイッチが入ったと思う。オフェンス、ディフェンス共に1Qの最初のプレーからエンジンをかけてやっていれば勝てた。小形という選手が得点源であったことは間違いないと思うが、それよりは一人一人の意識の差。負けている時ほど1プレー1プレーに対する思いは強くなると思うが、その気持ちを試合が始まった瞬間から持って、1プレー1プレーに取り組めるかどうか。そこがうちと早大の前半の得点差だと思う。これはメンタルではなく、ある意味で技術。競っているところでヤードを取れるかどうかは気持ちの部分だと思うが、試合でスタートダッシュできるかどうかは技術だと思う。松崎がいなくなったことは大きいと思うが、それゆえに負けたということを自分らは言ってはいけない。痛手ではあったが、それを言い訳にしては長いシーズンを乗り越えていけない。慶大戦で勝ちを求めることは当然。いかにして勝つか。ブロック編成も変わった長いシーズン、優勝するために一戦一戦どう臨むか。今日は1点差でも負けは負け。その負けを勝ちに変えるために、日本一に変えるためにどう動くかを選手に考えさせ、我々も考えなければいけない。それができれば次の試合勝てると思う」

LB#9柳龍太郎主将(営4=日大三)
「一番最初の試合だったので気持ちは入っていたんですけど、最初で浮き足立ったところが13点取られたところに出たのかなと思います。気持ちは入っていたんですけど、これだけやればいいだろうと自分たちが甘く考えていました。固くなっていたというよりはなめてしまっていました。赤津も4年生だし気持ち入れていくのは当たり前。FG蹴って入るのも当たり前だと思っています。TFPのキックを外したのも甘さです。他の大学の方たちは監督、コーチを中心にこうやれば勝てるというしっかりしたフットボールをやってくると思います。でも、うちは学生主体の中で一人一人が今日みたいな甘いところをなくして、チーム全員が力を合わせて戦っていかないといけないです。一人でも気持ちが欠けていたら勝てないので、その甘さをなくせるように自分たちがやれることをやっていきます」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
早大 1Q5:06 23yds PASS #18内村→#1岡田 K #16佐藤 G 0―7
明大 1Q9:25 42yds FG #99赤津 ―――― 3―7
早大 1Q10:16 15yds PASS #18内村→#33須貝 K #15佐藤 NG 3―13
明大 2Q7:12 30yds FG #99赤津 ―――― 6―13
明大 2Q12:00 30ydsFG #99赤津 ―――― 9―13
明大 3Q10:52 13yds RUN #25寒川 K #89山田 NG 15―13
早大 4Q5:00 25ydsFG #16佐藤 ―――― 15―16

明大 早大
◆早大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 1-0 2-1
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 3-3 1-1
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 18(12-6-0) 10(7-3-0)
パス 試投-成功-INT 20-11-0 17-7-1
獲得ヤード 122 97
ラン 回数-獲得ヤード 46-176 26-83
攻撃 回数-獲得ヤード 66-298 43-180
反則 回数-喪失ヤード 5-42 3-20
ファンブル 回数-喪失回数 1-0 1-0
3rd DOWN CONV. 33% 5/15 10% 1/10
4th DOWN CONV. 50% 1/2 100% 1/1
ボール所有時間 29:35 18:25