健闘するも入賞者なし/日本学生対校選手権

2014.09.07
健闘するも入賞者なし/日本学生対校選手権

 トラックシーズン最後の大舞台であるインカレが3日間にわたって行われた。明大からは11人が出場したがハイレベルな戦いにおされ入賞者なしという厳しい結果に沈んだ。

 苦しいレースとなった。1日目の男子1万m決勝に出場したのは今期同種目で自己ベストを更新した木村慎(商3=浜松日体)。序盤は先頭集団の後方につけ好機をうかがった。しかし5000mを越えたあたりで「中盤のハイペースにビビってしまった」と先頭集団から離脱。その後も苦しい展開が続き11位でレースを終え自らの実力不足を嘆いた。夏は距離の耐性を意識して走り込んでいただけに「なかなか結果に結びつかなくて苦しい」と駅伝シーズンに向けて不安を残した。

 2日目に予定されていた男子5000m決勝は雷雨の影響で3日目に延期となった。明大からは牟田祐樹(農3=西武文理)が出場したが、オムワンバ(山梨学大)やキトニー(日大)ら留学生がレースをけん引するレベルの高い展開についていくことができず17位と悔しい結果になった。3日目の男子110mH準決勝までコマを進めた高山峻野(法2=広島工大)も4着まで決勝進出を決めるレースで惜しくも5着。決勝進出を逃した。

 インカレを終え駅伝シーズンがやってくる。今大会は厳しい結果に終わったがあくまで目指すは三大駅伝制覇。これから菅平での合宿も控えており調整の時間はまだある。まずは出雲での頂点を狙う。

[田中莉佳]

試合後のコメント
木村

「中盤のハイペースにびびってしまって、集団から離れてしまって苦しい展開になってしまって合宿の成果を出すことが出来なかったレースになってしまった。後半の粘りと距離の耐性を意識して走り込んできたのだが、なかなか結果に結びつかなくて苦しい状況。なんとか秋シーズン、駅伝には間に合わせたい。どの距離でも対応できる強さ、根本的な実力を上げないと今回のレースのようになってしまう。実力不足で中盤のハイペースに対応できないので、やはり基礎的な足作りをしていかないといけないと思った。明治は総合力で勝負みたいなところがあるのでやはり自分が任された区間で区間賞を取れるだけの仕事をしないといけない。」