
3人が決勝ラウンドに進出 チームに手ごたえ/日本女子学生選手権
チームを引っ張るルーキーが大舞台でも結果を残した。春季対抗戦でチームトップのスコアを出すなど大学でも力を見せている田中が安定したゴルフで12位に入った。初日は4オーバー、後半はアンダーで回るなど首位と7打差の13位タイとした。2日目も2オーバー、トータル6オーバーで首位と8打差、順位を7位タイまで上げた。最終日こそパー4の8番でダブルボギーをたたくなどパターのミスが響き、順位を落としたが12位に入り存在感を見せた。しかし田中は「もう少し上を狙えた。勉強になったラウンドだった」と悔しさをにじませた。
チーム内の相乗効果も生まれた。最終ラウンドには出場した3人全員が進出。「Aブロックの中でも一番多く最終ラウンドに残れた」(田中)と自信にもつながった。春季対抗戦では3位に入り、初の全国女子大学対抗戦に出場を果たすなどチーム全体のレベルも上がってきている。2年生の中田も「出るだけではなくもっと上位にいきたかった。目標はもっと上にいくこと」と結果にも満足していない。秋季対抗戦では内容だけでなく結果が求められる。ただ、今の女子部の勢いは本物だ。
[石渡遼]
試合後のコメント
田中
「緊張せずにプレーできました。ただ、一日目にOBがあったり、最後にパターが決まらなかったり調子は良くありませんでした。もう少し上位を狙えたと思うので悔しい気持ちもありました。勉強になった試合でした。Aブロックの中でも一番多い人数で回れたのは自信にもなりました」
中田
「周りのレベルが高いので平常心を保つのが大変でした。自滅してしまったので悔しいです。出るだけではなく、上位にいきたかったです。目標は上にいくことなので。来年またリベンジしたいです。今回は耐えるゴルフができなくて、簡単にボギーを打ってしまいました。調子が悪くてもパーで収めていくことが大切だと思います。リーグ戦でもこの反省を生かしていけたらいいです。Aブロックで3位以内に必ず入りたいです」
泉谷
「3日間ショットは悪くなかったのですが、グリーンが難しかったです。タッチを合わせるのに苦労して初日と2日目はバーディを取ることができませんでした。自分のショットがどのくらい飛ぶのか早く認識することが大切だと学びました。大学に入ってラウンド数も増えて、ゴルフに対する考え方やマネジメント力もついてきたと思います。秋季リーグ戦でもいい結果を出して信夫杯にも出たいです。ホールインワンについては自分入ったことに気づきませんでした。うれしかったです」
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