(6th Race)インカレ直前特集(4) 4年生インタビュー

2014.08.27
(6th Race)インカレ直前特集(4) 4年生インタビュー
 第六回は、4年生の三選手に、大会に向け意気込みを語ってもらった。(取材は、8月5日に行ったものです。)

金井誠人(法4=日大豊山)
金井誠人主将(法4=日大豊山)

☆金井誠人主将(法4=日大豊山)☆
出場予定種目:4km団体追い抜き、ロードレース

――インカレを前に調子はいかがですか
金井:今、結構調子は上がってきていると感じています。

――3~4月にかけてベルギー遠征に行かれていましたが、こちらに戻られてからはいかがでしたか
金井:生活リズムなどがすべて向こうとは違ったので、こっちの環境に慣れるのがつらかったです。最初のほうは全然調子が上がらなくて。最近やっと調子が戻ってきたのかなと感じます。

――ベルギーでのレースはいかがでしたか
金井:レースは毎回午後からで、練習も9時から始めるといった今とは全然違うものでしたね。レベルは全然違いました。競技が違うと感じるくらい違うもので、レベルの差を実感させられる遠征ではありました。こっちのレースと比べると桁違いに速かったです。練習方法とか、まず体つきが違うなかで、日本人としていかに走れるかが課題だったと思います。

――影響を受けた部分はありましたか
金井:周りにいる選手もプロになるために来ている選手ばかりだったので、意識は高かったです。そういう面では刺激になりました。

――遠征後、遅れてチームに合流されましたが
金井:1年生は春合宿から参加していたので、まずはコミュニケーションを取ることから始めなければいけないと。練習でも積極的にコミュニケーションを取るようにしていました。自分が不在にしていた時にチームを支えてくれた同期に感謝しました。

――チームのレベルとしてはどう感じていますか
金井:この前も全日本で松本(裕典・法1=北桑田)がチャンピオンになったり、トラックでも各々優勝したりとか、チームのレベル的には高いと思うので、インカレでも十分走れると思います。自分が4年間いたなかでは、戦力的にはそろっていると感じます。

――インカレのロードのコースはいかがですか
金井:コース的には上りが多いです。今まで以上にサバイバルになると思うし、気力勝負な所があるかなと感じます。人との戦いというよりも、自分との戦いだと。1年生は結構上りが走れますし、同期の鈴木も、上りが強い選手が多いので、総合は狙えると思います。

――トラックは
金井:自分は団抜きに出場しますが、メンバーは加賀谷(慶治・政経3=能代西高)と小林(和希・政経2=裕誠)と眞砂(英作・政経1=高松工芸)で、申し分いないメンバーで走れていると思います。まずは結果。他大がどのくらいのタイムを出してくるか分からないですが、明治のなかでは今までで一番いいタイムを出せるようにと思っています。

――団抜きの目標タイムはありますか
金井:昨年度は優勝タイムが20秒切っているので、20秒台はもちろん出すことだと思います。25~20秒代のタイムは絶対出したいです。

――合宿でのロード練習は
金井:コースを走るのがメインで、たまにサーキット内で走って練習するのもいいと思いますが、基本的に多く乗り込ませようかなと考えています。メンバーは合宿を踏まえて決めていきます。

――レース展開は
金井:どういう展開になるにしろ、鹿屋とか逃げどころが逃げると思うので、その逃げに絶対乗って、ちょっとでも順位を上げたいと思います。もちろん優勝は狙っていきます。他の選手も入賞をして、総合を狙いたいですね。

――4年間の集大成の大会になりますが、インカレに向けて思いはありますか
金井:いつも優勝したいという思いはあって、今年もそれは変わりません。結果を残してチームに貢献したいです。

――同期の4年生に対して
金井:自分がいなかった時にも支えてくれていて、表面上では仲が本当にいいようには見えないかもしれませんが、信頼できる仲間だったと思います。

――優勝に向けて必要になってくることは
金井:団結力ですね。チーム力を高めることだけです。まず団体種目のタンデム、チームスプリント、団抜きで優勝して、チームを活気づけられればと思います。

市山襄(政経4=法政二)
市山襄(政経4=法政二)

☆市山襄(政経4=法政二)☆
出場予定種目:ロードレース

――インカレ目前の心境を教えてください
市山:最後の1カ月で追い込むところを追い込んで休むところはしっかり休み取ってインカレ前に疲れをきれいに取れるように、自分の中で体調をコントロールすることが一番大切だと思っています。

――ロードレースはどういった展開を狙っていますか
市山:自分の中ではチーム戦というよりも最後は個人の脚の問題だと思うので、チームをサポートしながら如何に自分が前の位置で居られるかというのとアタックを見極めて勝負所を間違えないようにすることだと思います。

――個人で上位を目指すことを考えられていますか
市山:コースもきついですし高低差もあって個人の脚で大半が決まると思っているので、サポートできるところはもちろんしますし、もし自分が調子よくて上位が狙えるんだったら自分をサポートしてもらうように言うつもりではいます。

――今回のコースに関しては
市山:高校から走っているコースで馴染みは結講あって、他の人よりも走っている周回が多いと思うのでその経験をレースにつなげたいです。

――昨年のインカレは
市山:昨年は体調を整えられなくてよく走れてはいなかったと思います。今年はその面を踏まえて疲れを残さないようにというのを肝に命じて走りたいです。

――4年生として最後のインカレですが
市山:最低でも20位以内に入りたいですし、もちろん優勝を狙いたいです。

鈴木快彰(政経4=横浜)
鈴木快彰(政経4=横浜)

☆鈴木快彰(政経4=横浜)☆
出場予定種目:ロードレース

――インカレ目前の心境を教えてください
鈴木快:4年間早かったなと思います。最後のインカレなのでやってやろうという気持ちです。

――目標を教えてください
鈴木快:コースがだいぶきつくなるので、完走人数も限られてくると思います。完走できればポイントを稼げると思うので、20位以内目指します。

――昨年のインカレはいかがでしたか
鈴木快:先頭集団で逃げる選手を追いかけていたのですが、全く捕まらなくて脚を使ってしまいました。昨年の反省を生かしたいですね。

――コンディションはどうですか
鈴木快:結構できてきている感じはするのですが、まだまだです。もう少し上げたいかなと思います。昨年と同じくらいではありますね。

――合宿ではどんなことを意識して練習したいですか
鈴木快:あのコースだと脚と精神面の勝負になると思います。脚はどうにもならないので、少しでも精神面を鍛えられたらと思います。

――どのようなレース展開を考えていますか
鈴木快:集団の中にいながらも、常に前を狙っていたいです。きつくなったら下がりますが。後ろに下がったら苦しくなったんだと察してください。

――4年間を振り返ってみていかがですか
鈴木快:実感が湧かないです。本当にあっという間でしたね。1年目は調子を落として大変な目にあって。本当に早かったです。

――インカレへの意気込みをお願いします
鈴木快:ラストなので、それだけのパフォーマンスができるように頑張ります。

――三選手とも、ありがとうございました!

◆第70回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
日程:8月28日~31日
会場:伊豆ベロドローム(トラック競技)
   静岡県伊豆市大野 5kmサーキット(個人ロードレース)

次回はインカレ開幕直前特集として、インカレ展望をお伝えいたします。お楽しみに!

[長堀笙乃・橋本杏菜・鈴木拓也]