史上初の男女総合優勝なるか 全8艇が決勝へ/全日本大学選手権
ライバル日大の牙城をどこまで崩せるか。男子は近年、日大に首位を奪われている。今回日大は6種目で決勝に進出。明大は3種目で優勝し、2種目で上位入賞を果たせば優勝の可能性も見えてくる。舵手なしフォア、舵手付きフォア、舵手付きクォドルプルの3種目で優勝、シングルスカル、舵手付きペアでの上位入賞を狙いたい。昨年度舵手なしフォアで優勝を果たした同種目の梶谷嶺(法4=諏訪清陵)は「一緒に乗っている後輩に優勝という結果を残したい」。昨年度の先輩から受け継いだ「勝ち」の経験を後輩へと伝えたい。想いの全てを懸けて決勝に臨む。
早大撃破へ望みをつなぐ。早大は4種目すべて決勝に進出を決めた。明大が優勝を勝ち取るには、シングルスカル、舵手付きクォドルプル、舵手なしペアの全種目で優勝することが最低条件となる。全種目優勝を果たし優勝へつなげたい。舵手なしクォドルプルの松岡結(文4=浦和一女)は「明日は化ける。去年の忘れ物を取りに行きます」と意気込む。女子部の粘り勝ちに期待したい。
◎応援に行こう!!
◆8・21~24 第41回全日本大学選手権
≫会場アクセス
・戸田ボートコース
――JR埼京線「戸田公園駅」より徒歩15分
決勝進出艇クルーリーダーコメント
男子シングルスカルクルーリーダー
大久保亮(農1=猿投農林)
「(準決勝のレースはどうだったか)タイムが拮抗している中、しっかりとスタートから前に出て刻むことができた。自分から前に前にというレースができたと思う。(調子はどうか)ばっちり上がってきている。(疲労はあるか)そんなに疲れてない。(決勝ではどんなレース展開を考えているか)日大の同じ1年生には絶対に勝ちたいと思っている。観ている方に楽しみを与えるようなレースがしたい。1年生からてっぺんを狙えるとは思っていなかったので、チャレンジャーの気持ちはあるんですが、優勝目指してやっていきたい。気持ちも高まってきている。(明日の決勝への意気込み)明日はスタートが大事になると思うので、イメージをしっかりと作って臨みたい。明日勝ってガッツポーズできるよう頑張りたい。
男子舵手付きペアクルーリーダー
菅沼駿(商3=石狩翔陽)
「インカレでは練習でやってきたことを出したい。特殊種目でなかなか分かりにくいことも多かったが、試行錯誤しながら納得のいく練習を重ねてきた。決勝にはいいリズムで、いい長さを意識して臨む。予選では満足のいくこぎができなかったが、今日は明日につながるレースができた。今日のようなこぎが明日もできれば、優勝の可能性もあると思っている。今は決勝が楽しみ。支えてくれた明治の仲間たちのために明日は勝ちたい」。
舵手付きフォアクルーリーダー
荒木主将
「今日はヤマ場だったので安心感がある。自信がついてきた。明日は前半1000mでトップに立って先行逃げ切りでいきたい。総合優勝を狙えるところにいるが、まずは各クルーが優勝を目指す。チームの雰囲気は最高潮です」
舵手付きフォアクルーリーダー
菅康行(法4=熊本学園大付)
「想定通りのレースだった。前半は軽く、後半は逆に重かった。上々だと思う。明日のカギはスタート500m。タイム的に劣っているので油断はない。先行逃げ切りでいきたい。自信持ってます」
舵手なしフォアクルーリーダー
梶谷嶺(法4=諏訪清稜)
「1着を狙ってイメージ通りのレースだった。明日は500mで1艇身出たい。今クルーは乗っている。粘り抜いて、最後までスタイルを貫きたい。ようやくこの舞台に立てた。一緒に乗っている後輩に優勝という結果を残したい」
舵手なしクォドルプルクルーリーダー
中村裕喜(法3=宮津)
「決勝進出という最低限のレースはできたがまだ甘いこぎになっている。硬さがある。レース前に付きペアが決勝にいったことで勢いが上がった。明日はまず500mで日大に並んでそこから差を広げていきたい」
女子舵手なしペアクルーリーダー
大堀玲奈(政経3=盛岡三)
「予選ではレースの中盤で中だるみしてしまったところがあったので、今日はしっかり声を出して中盤で上げられるようにしました。スタートはだんだん安定してきていると思います。練習よりもいいタイムが出せているので、決勝でもはじめの1本目から攻めていく姿勢を貫いておちついてこぎたいです。合宿期間中は本数をとにかく重ねていくことに重点を置きました。技術的に未熟なクルーなのでなかなか思いきりこぐことができていなかったのですが、うまくいかないときに「何も考えずに力を出してこごう」と二人で意識するようにして、徐々に思いきりこげるようになったのが収穫です。女子舵手なしペア種目は今まで何度も優勝を重ねてきた種目ということもあってプレッシャーはありますが、先輩方の力をつないでいけるこぎをしたいです。初めてのインカレの決勝なので緊張しますが、楽しんでこげるように、攻めて攻めて全力を出し切りたいです。後半に出てきてしまうこぎのずれをなくして、マックスのパワーをだして船が伸びるように頑張ります」
女子舵手付きクォドルプルクルーリーダー
松岡
「今日はレースプランを変えて試合に望んだ。前半攻めのレースをし、勝負をかけるタイミングが2度程しかなかったので、それではやはり後半が弱点になるし、第三クウォーターの減速が目立つ。そこで前半はもちろん後半も攻めにした。コックスの里村にも型にはまり過ぎないよう声かけした。型にはまりすぎると勝負どころで仕掛けられない。臨機応変に対応できるようなプランにした。去年は負けてしまったので、今年は絶対リベンジする」
関連記事
RELATED ENTRIES