
男子団体、3年ぶりに悲願の優勝を果たす/全日本学生選手権
勝負強さを見せた。森田雅人(理工4=佐原)、三浦昂平(農4=新屋)、菅義隆(農3=岩手県立福岡)、柿崎雅也(政経3=足利工大属)、小林真幸(営2=匝瑳)というメンバーで臨んだ今大会。予選は難なく通過し、決勝トーナメントのシード権を獲得。決勝トーナメント準々決勝では桜美林大と対戦。桜美林大は前の試合、20射20中と絶好調。厳しい対決が予想された。1本差リードの中、最後に弓を引く落ちを務めた柿崎はプレッシャーの中でもしっかり的中させ、1本差を守り抜いた。これで勢いづいた明大は、準決勝の熊本学園戦でも高い集中力を発揮し、勝利。決勝戦進出を果たした。迎えた法大との決勝戦。最初の1本目を的中させ流れに乗った明大は、3巡目まで5人全員が皆中。見事20射19中と今大会で一番高い的中率をたたき出し、9度の優勝経験を持つ強豪・法大に臆することなく圧倒的強さを見せつけた。自分たちの力で勝ち取った勝利。試合後、森田は「今まで4年間いろいろな苦しみを味わってきて、ようやく最後の最後の全日本で結果が出せて嬉しい」と安堵の表情をみせた。
今回、主将の安藤優(農4=松本深志)がメンバーから外れた。4年の森田や三浦が先頭になって3年生中心のチームを盛り上げた。だが、三浦は「安藤が外から支えてくれたので安心して試合に臨めた」と主将の存在の大きさを語る。主将の存在が優勝に貢献したことは間違いない。
9月からはリーグ戦が始まる。日本一を手にしても「まだまだ弱いです」(浅野監督)と決して甘んじることはない。「こらからは部員全員が的中率を上げることに力を注ぎたい」(森田)と8人制のリーグ戦で優勝を果たすためにはチームの底上げが必要だ。今後の若手の成長と明大の飛躍に目が離せない。
[黒沢賢吾]
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