室屋がU21日本代表候補合宿に選出!

2014.08.05
 8月5日に日本サッカー協会は2016年リオデジャネイロ五輪を目指すU21日本代表候補国内合宿メンバーを発表し、明大からは室屋成(政経2=青森山田)が選出された。2014年に手倉森誠氏がU21日本代表の監督に就任してから初の大学生の召集となった。合宿は9月開幕の仁川アジア大会に向け福岡県内で8月11日から13日にかけて行われる。
 リオ五輪への第一歩にも満足はしない。「うれしいっていうより、ここから勝負だな」と室屋の目標はあくまでもリオ五輪の舞台で日の丸を付けてプレーすることだ。室屋はU16から各世代に選出され、U17日本代表では2011年には5戦中4試合に出場するなど主力として活躍していた。2013年にプロのオファーを断り明大に進学すると、大学1年次からスタメンとして活躍。関東大学リーグ新人王獲得や全日本大学選抜に選出され大学屈指のSBとして着実にキャリアを重ねていた。今回の合宿では「どれくらい成長しているのか、できるのか楽しみだし、周りもどれくらいうまくなってるのかな」(室屋)と自身が選んだ大学進学という決断での成長を同世代のJリーガー相手に確かめる。

[西田理人]

室屋のコメント
――選出されたとき、どんな気持ちでしたか
室屋:
うれしい気持ちもあるんですけど、やっぱりまだ始まったばかりなので居続けなければ意味ない。うれしいっていうより、ここから勝負だなって感じです。

――どのような形で知りましたか
室屋:
昨日(8月3日)練習が終わって携帯見たら皆からLINEがきてて。Twitterやら見たら載っていたので。

――新聞の報道を見るまでは知りませんでしたか
室屋:
神川(明彦監督)さんからちょっと話は聞いてたんですけど、可能性もあるぞみたいな。そんな感じです。

――手倉森JAPANになってから、大学生初の選出ですが?
室屋:
でもそんな初とかは気にしていない。さっきも言ったように選ばれるだけじゃ意味ないので。ここからですね。

――今まで世代別代表に選ばれてきて、またそういった選手とできるのは
室屋:
17のときに知り合った選手がJリーグでやってて試合出てたりしてて、それに比べて自分は大学でやってるわけじゃないですか。それでどれくらい自分は成長してる、けどしてるのかなみたいなのもある。どれくらい成長しているのか、できるのか楽しみであるし、周りもどれくらいうまくなってるのかなっていうのが楽しみですね。

――長友選手との比較も多いですが
室屋:
比べられるのはとても光栄なことですしうれしいんですけど、自分は自分なので。右にも左にやれたらすごい良い選手になれると思うので、どんどん自分の長所を出して左SBでも右で出たとしても、結果を残せる選手になりたいと思います。

――左に苦手意識はありませんか?
室屋:
右よりは苦手ですけど。そんな嫌ではないです。やれって言われたらやります。

――どういった強みを出していきたいか
室屋:
ここ(明大)にきて、U17のときは周りにすごい助けられてばっかりで、今はやっぱり個人の打開とかそういうところで今は自分に自信が持てているので。個人の1対1の突破だったり、守備っていうのをどんどん発揮していきたいと思います。

――試合勘という意味で大学生は有利ですが
室屋:
そうですね。それがやっぱり大学に来た一つの理由ですし、試合勘も体力も自信があるので、そういうところもアピールしていきたい思います。

――和泉(竜司・政経3=市立船橋)さんや山越(康平・法3=矢板中央)さんは代表に選ばれた事があります。その先輩たちからメッセージは
室屋:
素直におめでとうと。でもやっぱり竜司(和泉)くんとかも選ばれて当然だと思うので。他にも全日本(選抜)の人たちからもLINEとかしてくれて。今回はたまたま自分だけですけど、みんなこう代表にかかってくると思うので。自分はしっかり残っていけるように、やりたいと思います。

――神川監督や栗田大輔助監督からの言葉は
室屋:
いや、そんなになかったです。神川さんは見に行くっていうのは聞きました。自分のプレーをしっかり出していけと言われています。

――最終的にはリオ五輪か
室屋:
大学に来た時から、オリンピック出たいなと思っていたので。そのためには選出に満足しないで居続けないと駄目だと思うので、結果を残したいです。