
今年初の全日本大会 入賞者なしも健闘/全日本学生ダートトライアル選手権
悔しさの残るレースだった。ダートトライアルは、計2回走り、良いタイムが持ちタイムとなるタイムレース。一走の渡邉は、一本目でコースを誤るトラブルもあり、波に乗れず。「一本目タイムを残せれば、二本目で挑戦ができた」と悔しい表情を浮かべた。エースで最終走者の大森は、一本目から2分4秒6と1位の岡(甲南大)から13秒近く離されタイムを残せず。二本目では、1分59秒6とタイムを上げたが、全体39位に終わった。上位入賞が期待されていただけに「まだまだ練習が足りない」と大森。8月下旬に行われる全日本学生ジムカーナ選手権では、挽回を狙う。それでも、唯一の下級生である小平が健闘。「団体戦のほうに足を引っ張らないようにすることが目標だった」と、初出場ながら主力候補に一気に名乗りを挙げた。
天候にも悩まされた。この日の広島の天気は、雨。晴れ用のタイヤしか持ってきていなかったため、バランスを取ることを狙って急遽タイヤの空気圧を変え臨んだ。しかし「裏目に出てしまった」(渡邉)と前日の練習と比べ、運転中のバランスが崩れてしまった。また上位入賞校は関西勢が占めている中で、明大は普段は練習することの少ないコースということも敗因の一つだった。
今年は、4年生が一人と上級生が少ない自動車部。それでも下級生が活動しやすい雰囲気を作ることで、今大会でも下級生が率先して仕事を行う行動が光った。それだけに大会後、金子良太主将(法3=明大中野)は「昨年を超えたかった」と悔しさを滲ませた。8月の下旬には、全日本学生ジムカーナ選手権が行われる。この悔しさをバネに、ジムカーナでの巻き返しに期待したい。
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