日大の壁高く、団体2位/全日本学生三大大会
3種目総合2位に踏みとどまった。障害飛越競技3位、馬場馬術競技2位で迎えた総合馬術競技で巻き返しを狙うも、日大に届かず2位。個人では大森康平(政経3=真壁)が総合馬術で個人優勝。障害でも総減点4で5位につけ、2種目で活躍した。
馬場は3位立命大にわずか10点差で逃げ切った。本間祥揮(政経4=江戸崎総合)・明紫号が1146.5点(得点率63.694)をマーク。全体2位の成績で、団体2位に大きく貢献した。しかし個人戦では思うように得点できなかった。本間はチームでただ1人決勝に進出したが、決勝は10位止まり。小野太輔(政経4=熊本)は「決勝に残れる馬だが、自分が力不足だった」と肩を落とした。
大森・明鳳号は関東インカレに続いて総合馬術で個人優勝を果たした。だが、総合は団体5位と苦しんだ。出場した5人馬のうち完走したのは2人馬のみ。明望はクロスカントリーでのケガで余力審査に出場できず、明菓、明輪は2反抗となり失権となった。高齢の馬が多く、馬のコンディション調整には注意を払ってきたが、完走はできなかった。
日大が大会3連覇を達成した。中でも馬場は1位から4位まで日大が独占し、明大は引き離された。日大に勝つためには、どの競技でも複数の人馬の上位進出が求められる。香田彬彦(政経3=佐原)新主将は「団体戦は誰かがミスしたら、カバーすればいい。それぞれがみんなを勝たせるって意識でやっていきたい」と思いを新たにした。エース級の活躍を見せた大森を中心に部全体のレベルアップに挑む。
[伊藤理恵]
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