4組が全国大会出場決める 活動は後期へ/東京都大会事後取材
東京都大会の結果、伊藤・新井組、清水・岡本組、丸山俊江(法4=筑陽学園)・三橋智恵(政経3=成田国際)組、そして5月の関東学生大会で男女二段以上の部1位に輝いた堀尾愛(商3=姫路商)・堀井颯馬(商1=成田国際)組の4組が、11月に行われる全国大会への出場権を手にした。この大会で前期の活動を終えた少林寺拳法部。4年生として部を引っ張ってきた清水主将、渡邉孝幸(商4=逗子開成)に都大会の総括、後期の活動へ向けた抱負を語ってもらった。
――都大会に出場した組はどのような形で決まったのでしょうか。
清水:出場は希望者のみという形でした。都大会では階級が離れていても組むことが出来ますし、希望を通した形になります。結果的に、面白い組み合わせができたのではないかと思います。
――大会を振り返っていかがでしょうか。
清水:男女の部に出場するのは初めてでしたが、練習では岡本が気を遣ってくれたこともありましたし、演武についても組みにくさはありませんでした。直前に明立戦があるなど、準備期間は1週間という限られた中でしたが、濃密な1週間を過ごせたと思います。
渡邉:後輩とばかり組んできた中で、都大会では実力のある中山(一哉・理工2=桐蔭学園)と出場して、自分の限界を知ろうといった感じでした。やはり、レベルが高かったです。他大のレベルも上がっていると感じましたし、自分ももっと、という気持ちになりました。
――出場した他の組についてはどのように映りましたか。
清水:新井・伊藤組に関しては、伊藤もいい感じでレベルアップしてきていますし、新井先輩と組むことで、よりレベルアップにつながったと思います。練習期間が短かったことが悔やまれます。
渡邉:新井先輩が練習に顔を出してくださると、自分たちの先輩ということもあり、雰囲気がピリッとして、部員にとって良い刺激になります。
清水:丸山・三橋組に関しては、積極的に練習に励むなど、高い意欲が感じられました。丸山は、スポーツ推薦者である三橋によく付いていったと思います。村越・豊田組に関しては、村越が大会前に体調を崩した中でも、男子の中では一番動けていたのではないかと思います。
――都大会を終えてオフに入ったそうですが。
渡邉:はい。8月中旬に始動をして、まずは走り込みなど、基礎体力を付けるトレーニングがメインになると思います。メニューは3年生が考えるので、自分達4年生と3年生でうまくコミュニケーションを取っていきたいと考えています。
清水:夏は自分を見つめ直して、何が必要なのかを考える期間にして欲しいですね。特に夏の練習は消化するだけになってしまいがちなので、1日1日を大事にして、成長を実感してほしいです。また、1年生でも一般入部でセンスの良い、有望な部員が入ってきています。自分達で考えて取り組むことも出来ていますし、吸収が早いので助かっています。夏で自分達がサポートして、9月の新人大会で良い結果を残して欲しいです。
――秋には全国大会、全日本学生大会が控えています。
清水:11月に全国大会、全日本学生大会が続くので、組み方や練習などは悩みどころです。現時点では、まだそういった部分の答えは出ていません。しかし、全日本学生大会は自分達にとっても最後の大会になりますし、選んだ方法がベストのものになるように、悔いが残らないようにしたいと思っています。
渡邉:その部分では、下級生に何に重きを置きたいのか、ということも意思の疎通を図っておく必要があると思います。もちろん、全日本学生大会に向けて、といった形が良いとは思いますが、全部を狙って全てがダメになるということは避けないといけないです。全日本学生大会に向けても、まだ部が一丸となっているとは言い難いと思います。そういった部分でも、自分の貢献度を上げていきたいですね。
清水:全日本学生大会での総合優勝が最大の目標です。全員が頑張って、レベルアップして欲しいです。そして、チーム一丸の体制をどう作り上げるか。そこは嘘でも「勝つ」と言って欲しいですし、それが練習の姿勢に表れれば良いですね。
――ありがとうございました。
◆清水 遼太 しみずりょうた 商4 川越東高出 170cm・70kg
◆渡辺 孝幸 わたなべたかゆき 商4 逗子開成高出 167cm・68kg
真価は秋に問われる。9月に行われる新人大会から、4組が出場を決めている全国大会、そして全日本学生大会と大一番が控えている。中でも全日本学生大会は、1年の活動の集大成の場となる。悲願の総合優勝へ。まずはこの夏、課題である部の底上げに取り組む。
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