上田、大亀が全日本で善戦/全日本女子学生選手権

2014.07.06
 二度目の対戦も軍配は上がらなかった。3回戦までは多彩な攻め方で相手を崩し、危なげなく勝ち上がった。上田が4回戦で迎えた相手は、前大会の関東学生選手権でも対戦し、今大会で優勝を果たした法大・松本。前大会は松本に完敗を喫していた上田だが、対戦表であらかじめ勝ち進めば松本と当たることを確認。試合前日まで松本の試合のビデオを見て技のタイミングなどを研究した。「(松本が)打ってきたときに返しドウを狙っていった」と積極的に攻撃を試みたものの、やはり相手が一枚上手だった。「速すぎて返し切れなかった」と、最後は相メンで一本。惜しくもべスト8進出には及ばなかった。

 積極的に攻め続けた。大亀は「ものすごく緊張していた」と臨んだ1回戦、前大会に調子の良さをうかがわせていたコテを主体に組み立てると、続く2回戦は電光石火のメンで勝利。果敢に攻めていくプレースタイルを崩さず戦い抜いた。3回戦では和栗(駒大)にきれいにコテを決められ敗北したものの、終始果敢に攻めていくプレースタイルを崩さなかった。全試合を通して善戦を繰り広げ、試合後は笑顔。「自分の中ではよかったと思う。もっと上を目指したい」と次戦に意気込んだ。

 目標をはっきりと団体戦に見据える。上田は「チームの柱になりたい」と力強く語った。昨年は悲願の全日本進出を目指したものの1回戦で無念の敗退に涙を飲んだ明大。今年こそ、今回全日本で活躍した上田、大亀を中心にチーム一丸となって勝利を積み重ねる。