柿崎が個人戦で準優勝/全関東学生選手権

2014.06.26
◆6月21~22 第44回全関東学生選手権大会(日本武道館)
▼男子団体戦
 明大――2回戦敗退
▼女子団体戦
 明大――2回戦敗退
▼男子個人戦
 柿崎――準優勝
 安藤――5位

 上級生が意地を見せた。6月21~22日と日本武道館で行われた今大会。男子個人戦では柿崎雅哉(政経3=足利工大属)が準優勝、安藤優(農4=松本深志)が5位と入賞を果たした。団体戦は男女ともに優勝を期待されながらも本来の実力を発揮することができず、2回戦敗退に終わった。

 優勝まであと一歩だった。柿崎は八寸になっても冷静さを保ち続け、6本連続で決め決勝へと望みをつないだ。迎えた鎌田寿也(法大)との決勝戦。1本目を外してしまった柿崎は準優勝に終わった。「相手は今回団体で優勝している強豪校の人だったので緊張はしていたが、自分の中ではまだいけると思っていた。結局負けてしまったので実力不足だと思う」と柿崎は悔しさを滲ませた。「インカレで勝つためには今の的中率では勝てない。今以上に意識を高めて調整していきたい」とすでに次のインカレを見据えている。今大会の雪辱を果たすことが出来るかインカレでの活躍を注目したい。

 団体戦では悔しさを残した。男女ともに予選は難なく突破しシード権を獲得。順調な滑り出しを見せたが、迎えた決勝トーナメントでは予選よりも的中率を大幅に落としまさかの2回戦敗退。宮川監督は「予選の練習の時から調子が悪かったので心配していた。その状況でいい結果が出てしまったので、逆に決勝トーナメントでは気が抜けてしまったのだと思う」と精神面での問題を敗因にあげた。また「1、2年生をもっとこのような大きな大会に出させて経験を積ませてあげなければならなかった」と下級生のことを口にした。チーム力の底上げがインカレ優勝に向けての課題になりそうだ。

[黒沢賢吾]