渡邊涼、長距離3種目で入賞!平井健も4位/ジャパンオープン2014
ジャパンオープン最終日は、前日3日目に400m自由形で5位に入賞した渡邊涼太(商4=市立船橋)が800mでも4位に入賞し、長距離トリプル入賞を果たした。バタフライ日本代表の平井健太(商2=千葉商科大付)は100mで4位入賞。平泳ぎ日本代表の小日向一輝(商2=千葉商科大付)は200mで決勝進出を逃し、9位~16位決定戦のB決勝で2位(総合順位では10位)だった。
渡邊涼800自4位
メダルこそ逃したが、価値ある4位となった。初日の1500m予選から4日間で総距離3800mをこなし、5レース目は800mのタイム決勝となった。前日3日目に400mで5位に入った渡邊は前半から積極的に攻め、終盤までメダル争いに絡んだ。ラスト100mは力尽き「メダルを狙っていたが、後半は体が動かなかった」と悔しがったが、出場した長距離3種目すべてで入賞を果たした。
渡邊にとって大学ラストイヤーとなる今シーズン。2年前を自身の本調子と言うだけに復活とは言い切れない。だが、スピードが求められる400mから持久力を必要とする1500mまで距離の変化にも対応。「今大会で自信が戻ってきた」と手応えは十分につかんだ。
ターゲットにしていた代表入りは逃したが、9月のインカレに懸ける思いは強い。「チームで力を合わせて総合優勝。ラスト負けるわけにはいかない」。気合いを入れ直して勝負の夏を迎える。
平井健100バタ4位
バタフライで代表内定を決めている平井健は最終日の100mで4位に食い込んだ。大会直前までヨーロッパGPを転戦していた疲れがある中、自己ベストを100分の4秒上回る52秒65をマークした。大会3日目には得意の200mで後半失速し決勝進出を逃したが、「最後はいい形で締めくくれた」と笑顔を見せた。
【奥村佑史】
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