女子2部門は1部昇格、男子フルーレは1部残留に向けて最終調整/入替戦 事前取材

2014.06.07
 ついに明日、1部2部入れ替え戦が行われる。男子フルーレは負ければ2部降格となり女子エペ、フルーレ部門は1部昇格をかけて入れ替え戦に挑む。男子はなんとしても勝利をつかみ取って3部門での1部残留を守りたい。また女子エペは勝利すると5年ぶりの1部昇格となる。

 「試合を想定して取り組んできた」(守屋一教主将・法4=愛工大名電)とこの日はコーチを相手に団体戦の形式で練習を行い、より実践的な練習ができた。また、男子が女子の練習相手になるなど効率を意識した練習もでき、順調な調整を見せた。ピリピリした雰囲気はなく選手たちは緊張感が漂う中にも時折笑顔を見せるなど、リラックスした様子で練習していた。「1部残留以外ない」(守屋主将)と選手たちは1部残留に向け闘志を燃やしている。女子はチームの大黒柱である山岡珠子(政経3=鳥羽)、フルーレが専門の奥村美咲(理工2=北陸)、そして先日、全日本代表に選出されたルーキー・古俣潮里(政経1=新潟)の3人で力を合わせて1部昇格を狙う。

[實吉陽紀]

試合後のコメント
守屋一教主将(法4=愛工大名電)

「1部残留以外ない。実力が上の相手と戦っているのに、さらに、こちらの実力が出せないことがよくあった。まず自分たちの実力を出し切るということが大前提。そのために試合を想定して練習に取り組んできた。各々やれることはやっているが、満足はしていない。これだけやったら勝ちというのはない。練習内容に満足したら負け。みんないい意味で開き直っていて、チームの雰囲気は良い」

山岡珠子(政経3=鳥羽)
「調子は良くない。しかし、リーグ前も調子が良かったわけではない。なので、今調子が良くて試合のときに悪くなるよりは、あまり良くない状態で入れ替え戦に臨んだ方がよいと思う。自分は最上級生ということで、気持ちが先走ってしまっている。また他大学の方たちから、エペは勝てるというように言われているので、それがプレッシャーでもある。相手の試合のビデオを他大学の方に見せてもらっていて、相手はどこが強いかなど分析して練習してきた。2種目で勝つことが目標だが、1部に上がって試合するのが来年で最後になるので、とりあえずどちらか1種目でも良いので勝っていきたい」

古俣潮里(政経1=新潟) 
「エペが専門でエペでは相手が攻めてこないと思うので、その中でどう戦うか。あとは相手のペースになった時に切り替えることができるようにといった、試合運びの面を意識している。ここで勝たないとせっかく2部優勝しても1部には上がれない。足を引っ張らないのはもちろん、チームの勝利に貢献していきたい。今回世界選手権、アジア選手権に出させてもらえることになり、浮かれている。それでも変なプライドを持たないように慎重にやっていきたい」