
3位で初の全国大学対抗戦へ! ルーキーの活躍光る/関東女子大学Aブロック対抗戦
ルーキー2人がチームを引っ張った。初日は全員が70台で回り、2位早大と1打差の3位につけた。中でも田中友理奈(法1=埼玉栄)がパーで回り、チームトップのスコアを出すと、泉谷若菜(商1=麗澤)も2オーバーで続き、チームに大きく貢献した。「アイアンがよく、バーディをしっかり取れた」(田中)と持ち前のショットの方向性の安定さを十分に発揮した。
続く2日目は我慢のゴルフが続いた。風が吹き、ショットがなかなか安定しなかった。2日目の結果は6校中5位と振るわなかったが、5人全員がスコアを大きく落とすことはなく逃げ切り、3位で終えた。結果が分かると同時に選手たちは喜びを爆発させ、全国大学対抗戦出場を祝った。
チーム力で勝ち取った。蛭子佐智主将(商4=拓大紅陵)は「レギュラーだけでなく、チーム全員のおかげでいい結果が出せた」と話した。昨年の主将であった佐藤千紘(平26商卒)の主将兼エースとして活躍する姿を目の前で見て、感じるものは多かった。自分が主将となった今季は「練習中からミスがあるか全員を見ていた。状態を見ながら声を掛けて雰囲気づくりを重視した」と主将としての姿を模索しながらチームを作り上げてきた。「元気でにぎやかで明るいチーム」(中田綾乃・商2=盛岡中央)と主将を中心にチームの和もできている。今大会は1年生も出場したが「みんなの1打になる、と主将に言葉を掛けられてプレー中に心の中で繰り返していた」(田中)と、まさにチーム全員でつかんだ全国出場だった。
見据える目標は高い。全国対抗戦は2週間後に北海道・小樽で行われる。「行っただけと言われないように上を目指していく」(蛭子)と初出場だが結果を求めて戦う。全国の舞台でもチーム力で上位を狙いたい。
[石渡遼]
選手のコメント
蛭子
「Aブロックは雰囲気も違って初日は少し緊張しました。1日目は競っていて、優勝も狙えたので強い気持ちでプレーしました。個人としては物足りない成績でしたが、チームで戦えてみんなのおかげでいい結果が出で嬉しく思います。主将として自分の中で考えながらいろいろ取り入れてきました。ムードメーカーとして雰囲気づくりも重視しています。全国では結果を残せていないので一つでも上を目指していきたいです」
中田
「2年目で後輩もできたので引っ張っていく側になり、意識も変わりました。今日はチームに貢献できず、ふがいなかったです。全国に向けてチームに貢献できるように仕上げていきたいです」
山本気恵(営2=米子北斗)
「練習でパターが入らなったのですが、試合でよくなりました。1年生については頼りになる後輩だと思います。オフはほとんど毎日練習してきました。ただ、コースでの練習が少なったので実践でパターの感覚を取り戻していきたいです。全国ではチームに貢献できるよう頑張ります」
田中
「高校でも団体戦はありましたが、大学の試合は雰囲気も違いました。なんとかチームの力になりたいと思いプレーしました。初日はアイアンがよく、バーディをしっかり取ることができました。ただ2日目はショットが悪く、パターもつながらずにまとめることができませんでした。このコースは比較的狭いので自分の強みであるショットの方向性がよいことが生かせたと思います。ミーティング主将に『自分の1打はみんなの1打になる』と言われ、プレー中は心の中で繰り返していました。すごく力になった言葉でした。全国では悪かったところをしっかり修正してチームの力になりたいです」
泉谷
「高校とは違い、チームで練習する時間が少ない分、自主練習の中でしっかり自分と向き合えました。自分の強みは飛距離が出ることなので1打目でできるだけピン近くに寄せて有利にしていこうと考えていました。ただ、4回、1打目でミスしてしまい、2打目が出すだけになってしまったので反省して全国に臨みたいです。チームとして団結していると感じるので全国では優勝を目指して戦いたいです」
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