前田がミスから巻き返し6位 太田は42位/全日本学生東日本大会

2014.05.27
 全日本学生東日本大会に明大からは太田俊(理工4=明大明治)、前田悠帆(法3=東福岡)の2人が出場。全60人中、前田が1258点で6位、太田が1131点で42位に終わった。高得点を残せば全日本学生個人選手権(ターゲットインカレ)の出場が決まったが、2人とも出場はならなかった。

 ミスから巻き返した。前田は昨年8月の関東学生個人選手権本戦以来となる1300点以上を目標に今大会に臨んだ。しかし、初回の90mの1エンド目で最初の2射を違う的に射つミスを犯し、60点中24点とつまずいた。そのミスが響き、90m終了時点で29位の251点と自己最低の点数を記録。「本当にもったいなかった」とミスを悔やんだ。しかし、その後の70mからは「頑張るしかなかった」と気持ちを切り替え、持ち前の正確な射で高得点を連発。猛烈な追い上げを見せた。特に後半の50mと30mは全体トップとなる合計683点をマーク。最終的に1258点で6位となり「6位に追い上げられたのは良かった」と、巻き返しができたことに納得の表情を見せた。4年生の太田は先月のリーグ戦終了後に団体戦を引退してから、初めての全国大会出場。「練習は週に1回ほど」と、ほぼ毎日練習していたリーグ戦時と比べて練習量が減り万全のコンディションではなかった。「思ったより伸びなかった」と、最終的に1131点で42位に終わった。

 早くも次を見据える。前田は今大会でのターゲットインカレ出場決定はならなかったが、次の大会である8月の関東学生個人選手権に向けて「ターゲットインカレ出場を決めたい」と前を向いた。太田は昨年4位となった全日本学生フィールド選手権に向けて「やり直そうかなと思う」と、得意のフィールドでの飛躍を誓った。

[森大輔]

試合後のコメント
太田

「リーグ戦終わって引退してから週に1回ほど練習をしていましたが、思ったより調子に乗りすぎたというのが露呈しました。リーグ戦の時はほぼ毎日練習していました。練習量が減ってもいけるかなと思っていましたが、全然いけなかったのでもう1回フィールドに向けてやり直そうかなと思います。毎日練習したいと思います。大会前の目標はあまりなかったのですが、思ったより伸びなかったです。(これからは)関東学生個人選手権はおそらく出ないので、フィールドに向けて最後頑張ろうかなと思います」

前田
「90mの最初の2本を自分の的ではない的を射ってしまって、その2本が0点になってしまい、その後の2本も動揺で外してしまいました。90mの1エンド目で24点という過去最低の点数を出してしまい、90mが自分のベストより60点以上低い251点で終わってしましました。90mが駄目で、そこから先は頑張るしかなかったので、その後の70m、50m、30mはここ最近では最も良かったです。50m、30mは683点で大分良い点数を取れました。90m終了時点で29位で、そこから6位に追い上げられたのは良かったです。それでもミスがなければ2位に入れたかもしれないので、本当にもったいなかったです。(集中力は)代表選考会のときの半分だったので、各距離に集中して楽に試合を進められました。(今大会の目標は)もう一度1300点以上取ることでした。それでも昨年8月よりは調子は良くなかったので、1300点以上を目標としつつも各距離の点数を意識しました。90mは330点、70mと50mは330点、30mは350点を目標にしていました。(練習面は)今は新入生が入ってきたのでその指導に集中しています。上級生の練習の時間があまり取れないので自主練を増やしていくことが課題です。(部の雰囲気は)和気あいあいと、メリハリをつけてやっています。(8月の関東学生個人選手権については)着実にターゲットインカレ出場を決めたいです。形式がまだどうなるか分からないのですが、おそらく本選で70mを射つと思うので、それで全日本の申請点を取ったりとか、自己ベストを出したりとかいろいろ目標があります。またバッジが新しくなるのでしっかりそれも取っていきたいです」

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