東洋大に勝利しベスト16へ/関東大学選手権

東洋大に勝利しベスト16へ/関東大学選手権
 5月17日に開幕した関東トーナメント。シード校である明大は本日26日からの参戦となった。新チームで挑む初の公式戦の相手は2部リーグ所属の東洋大。単純なレベルの違いから1部リーグ上位の明大が余裕のあるゲームを見せると思われたが、今日は武器とするディフェンスが冴えない。リバウンドも抑えきることができず、71-62と東洋大を突き離しきれなかった。

 スターターは齋藤拓実(営1=桐光学園)、安藤誓哉(情コミ4=明成)、水口雅也(法4=福岡大大濠)、中東泰斗(文4=光泉)、伊澤実孝(政経3=愛知産大工)。

 第1クォーター、先制したのは東洋大だった。インサイドの要である伊澤らが積極的にシュートを放つも、ボールはリングに弾かれなかなか点が入らない。開始4分での明大のスコアは中東が決めたフリースローの1点のみであった。その後は吉本健人(法3=藤枝明誠)や水口の3ポイントシュートなどで点を稼ぎ前半をなんとか2ケタのリードで締めくくるが、第2クォーターでは5分もの間明大の得点が動かない場面も見られた。「今日はチーム全体が外のシュートが入っていなかった」(齋藤)。と後半も明大の点が伸び悩む一方で、東洋大は勢いに乗る。点差は1ケタに縮んだり、2桁に戻ったりを繰り返しそのたびに東洋大サイドからは歓声や応援が飛び交った。「(点を)離せるいいところでミスがでて相手に詰められることが多かった」(中東)。結局この日は最後までうまく流れに乗り切れず、第4クォーターのスコアは13-20と東洋大のリード。71-62と勝ちはしたものの2部リーグの相手に1桁差に終わった。

 堅い動きが目立った今回のゲームでは、明大の持ち味である完成度の高いディフェンスが光らなかった。それでも格下相手にきっちりと白星を挙げ、明大の実力の高さを示した。次の相手は2012年度の今大会でリバウンド王の座に輝いたプィ(関東学大)を擁する関東学大だ。勝つためには「ディフェンスとリバウンドをしっかり修正しないといけない」(安藤)。明日の関東学大戦では本来の力を発揮し、危なげない勝利を収めるだろう。

[正田光太郎]

試合後のコメント
安藤
「今日は出だしということもあってダメだった。入りから堅かった。そういうときにどうやってやるか。今日はアウトから入ってしまったけどインからいければ良かった。オフェンスがダメなのはある程度しょうがない。何といってもディフェンス。ディフェンスが良くないとオフェンスも乗ってこない。ディフェンスで最初にきられたのが良くなかった。ディフェンスでできることをやるしかない。しっかりやれればいけると思う。(チームにとって)宮本はいいところ。あいつは体を張ってくれる。チームとしてリバウンドができないので。目立たないリバウンドをどうとるか。明日はディフェンスとリバウンドをしっかり修正しないといけない。まずはしっかり勝つこと」

中東
「一年生が多いチームで初めてのトーナメントということで、皆硬い部分があったかなという印象がある。(点を)離せる良いところでミスがでて相手に詰められることが多かったので、ミスをしっかり無くしていきたいと思った。(個人的に)アウトサイドシュートが入らなかったので修正していきたい」

吉本
「久しぶりの公式戦だったので緊張した。春先はコーナーから3Pシュートを狙えと言われているので自分ができる最低限をやろうと思った。まずはディフェンスからと言われてはいたがすぐボールがきてシュートを打てたので打った。自分のシュートが打てたので入った。1本目からよかったけど2本目は力が入りすぎちゃってラッキーだった。チームがサイズがないので2番、3番ポジションでもリバウンドに絡まないといけない。明日は難しいことをやる必要はないのでディフェンスからリバウンドとかもしっかりやって走って速いバスケをやりたい」

斎藤
「自分の中では全然ダメだった。良い流れの時にターンオーバーしてしまったりとかDF面で迷惑をかけてしまったりと納得がいかなかった。絶対的なガードとしては安藤誓哉さんがいるので、相手のガードを疲れさせるために自分と吉川でオールコートでプレッシャーをかけて激しくやるように言われている。今日はチーム全員がそとのシュートが入ってなかったのでそういう時のオフェンスの組立方とか、ガードとしては考えていかなければと思った」