新チーム初陣 関東トーナメントへ

新チーム初陣 関東トーナメントへ
 目指すは大学日本一。昨年はインカレ準決勝で青学大という壁を打ち破り35年ぶりに決勝進出を果たした。37年ぶりの優勝を懸けて挑んだ決勝では東海大に敗戦。東海大が新たな壁として立ちはだかった。「新しい壁」である東海大を超え頂点に立つための1年となる今年。頂点に挑むバスケットボール部の1年を追いかける。

 5月17日に開幕した関東トーナメント。昨年は5位に終わったこの大会、シード校である明大は今日26日から登場する。経験を積むための春ではあるが「チームとして優勝を狙う」(小山耀平主将・文4=光泉)と強い意志で臨む。初戦の相手は東洋大に決まった。36年ぶりの優勝を懸けて春のトーナメントに挑む。

 「チームとして優勝を目指す」(小山耀平主将・文4=光泉)。今月15日から大会前に安藤誓哉(情コミ4=明成)、中東泰斗(文4=光泉)のダブルエースが李相佰杯の日本代表に選出されたことでチームでの練習不足は否めず、合わせの面などに不安が残る。それでも高い能力を持つ2人に加え、伊澤実孝(政経3=愛知産大工)、ルーキーの齋藤拓実(営1=桐光学園)、宮本滉希(政経1=明成)など個の能力は高い。「やることをやれればビビる必要もない」と小山主将は自信をのぞかせている。
 今季最初の公式戦は筑波大との準々決勝が最大のヤマ場となることが予想される。昨年までの実績十分な笹山、村越(ともに筑波大)といったイン、アウトの要に加え杉浦、馬場(ともに筑波大)といった大物ルーキーが複数加入。さらに選手層が厚くなった。昨年のインカレでは最終クォーターまでもつれる激戦の末に下した筑波大。それだけに相手はリベンジに燃えていることも間違いない。しかし小山主将は「その前の一戦一戦をしっかりやっていくことが大事」と初戦から気を抜かないことを強調。東洋大、その次の対戦が予想される関東学大との試合でも締まった試合が見られるか。

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 優勝を目指す上では他のブロックも気になるところだ。昨年度の関東トーナメントを制している青学大は準決勝までは敵なしだろう。主力が多く抜けたため昨年度からの戦力ダウンは否めない。それでも日本代表に選出されているエース野本を中心に今年も優勝候補の一角であることは間違いない。今季一強と目されている東海大も組み合わせに恵まれており順調に駒を進めるだろう。李相佰杯に多くメンバーを送り込んでいるため、チームとしての完成度には不安を残すが、控えまで強力選手をそろえる東海大の選手層があれば問題はなさそうだ。
 筑波大との準々決勝に勝利すれば、以降の対戦は青学大との準決勝、東海大との決勝と昨年度のインカレの再現となる。前回同様に筑波大、青学大から勝利を挙げ、東海大にはリベンジを果たすことができるか。36年ぶりの優勝を狙って大会に挑む。

[松井嚴一郎]

本日の試合は大田区総合体育館にて15:00トスアップです。