
関カレ3日目はポイント獲得ならず/関東学生対校選手権
3000mSCのレースは集団で展開した。東條はレース序盤、その前方に位置取り「いつペースが上がっても付いていけるようにしていた」(東條)と、周りをうかがいながら粘りの走りを見せた。しかし徐々に後退し、最後もラストスパートし切れずに9位でゴール。「集団で遠近感が合わず、ハードルまでの歩幅を合わせることができなかった」と東條。惜しくも得点の入らない順位に終わった。レース後には「4年生の意地として8位入賞したかった。次に続く選手にいい流れを作りたかったが、チームに申し訳ない」と残念がった。
また女子で唯一出場している奥野は200mで準決勝に駒を進めた。「アップから調子が良かった」と話すように、危なげない走りで25秒06の3着でゴール。「予選としては良いタイム」と納得の表情を浮かべた。昨年は同種目で8位入賞の奥野。25日の準決勝、決勝での走りにも期待が懸かる。
400mHには服部達哉(情コミ2=磐田南)と宮寺剛(法4=東農大二)が出場。ともに予選は勝ち抜いたが、準決勝で敗退した。同じく800mに出場した保坂拓海(商1=市立船橋)と新橋基功(政経3=岡崎城西)も、準決勝でともに8位と苦戦。明日の決勝へ駒を進めることは出来なかった。
この日は無得点に終わった。最終日には入賞が期待できる種目が続く。長距離部門ではハーフマラソンに主将の有村優樹(商4=鹿児島実業)らが出場。5000mには大会1日目の1500mで準優勝を果たしている八木沢元樹(商4=那須拓陽)、1万m5位の横手健(政経3=作新学院)も登場する。準決勝進出を決めた奥野にも注目だ。「勝負強い方なので、記録を狙っていきたい」。総力戦で1部残留を決めたい。
[渡辺由理佳]
試合後のコメント
東條
「チームに貢献しようと思っていましたが、9位という結果で、点の入らない一番いけない順位で、チームの力になれなくて残念。悔しいです。ポジションは前半よかったです。いつペースが上がっても付いていけるようにしていたが、上がったときにハードルが合わなくて遅れました。予選は自分のリズムで飛べましたが、集団で集まっていて遠近感が合わず、ハードルまでの歩幅を合わせることができませんでした。集団内での位置取りは、できるだけ外側にいて距離感がつかめるよう心がけましたが、疲れてきて内側に行きたくなってしまいました。予選から決勝までの一週間は、疲労を取ろうとハードルの練習を抑えていました。疲労は取れていて、調整ミスということはないですが、終盤は足が動かなかったです。ラスト1000mで距離を詰められる余力が無かったです。余力を残せなかったのが力不足。4年生で最後の関カレで、4年生の意地として8位入賞したかったです。次に続く選手にいい流れを作りたかったですが、チームに申し訳ない。チームとしては、短距離、長距離があるので関カレに向けて話し合いをしてきました。1日目、2日目と点が取れていたので、3日目で自分が取れればよかったのですが。短距離、長距離とやって、1部残留したいです」
奥野
「今年は4年生で、就活もあり、2月3月は練習との両立が大変でしたが、家で出来ることをやっていました。春先からは調子もあがって、昨年の結果からプレッシャーもありましたけど、今日は自信を持って走れました。今日はアップ段階から調子がよくて、記録が出せるかなと思っていました。予選では3着で(準決勝進出は)ギリギリでしたが、予選としてはいいタイムでした。明日の準決勝が勝負です。勝負強い方なので、記録を狙っていきたいです。明日は今日と同じ8レーンで走ります。今日は前半はよかったですが、後半に落ちたので、そこを克服できたらいいと思います。調子は昨年よりいいです。自己ベストが高校時代に出した24秒47で更新できていないので、更新できたらと思います」
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